専門家が太鼓判! MF井手口が五輪最終予選決勝Tの切り札
■イランの怖さはどこに?
相手のイランは五輪出場経験なしだが、現代表にはA代表の主力選手もおり、かなり厄介な相手である。現地のスポーツライターのレザ・ジャリルザデ氏が言う。
「イランは、個々の選手が能力を発揮すれば、1次リーグ全勝で突破できる力があります。しかしながら3試合とも連係不足、ミスが目立ち、地元のメディアは、日本戦は『死ぬか生きるかの大一番』という見出しを掲げ、3戦目の中国戦を引き合いに出し、『3-2で勝ったけどデキは最悪だった。あんな試合をやっているようではサムライには勝てない』と報じています。注目選手は身長190センチDFのチェシュミ(22)。主将としてチームを牽引する。中国戦でFKでロングシュートを決めたMFトラビ(21)は、185センチの大型ウインガー。15年10月にテヘランで行われたイラン―日本代表戦でゴールを決めている。1次リーグで計3ゴールのFWモタハリ(22)はDFの裏を突くのがうまく、スピード、突破力、決定力ともに素晴らしい。この3人が実力をフルに発揮すれば、日本相手に勝機は十二分にあります」
ギリギリのせめぎ合いが続くのは間違いない。