北朝鮮に辛勝のU23日本 南野と久保の低調FWに苦言相次ぐ
23歳以下の日本代表が、リオ五輪のアジア最終予選1次リーグB組初戦で北朝鮮五輪代表と対戦(日本時間13日午後10時30分キックオフ)。前半5分、右CKをDF植田(鹿島)が右足インサイドでボレーシュート。これがズドンと決まり、先制点を守り切った日本が勝ち点3をゲットした。
しかし、内容的には日本の戦いぶりは今ひとつだった。中でも欧州組のFW南野(ザルツブルク=オーストリア)、FW久保(ヤングボーイズ=スイス)の2人は「チームにフィットしていなかった。チーム全体としてはパスで崩すのか、ドリブルで突破するのか、意思統一が図れていなかった」(メキシコ五輪得点王の釜本邦茂氏)。
五輪代表は、96年アトランタから12年ロンドンまで5大会連続で本大会出場を決めているが、現五輪代表には、常に「歴代最弱」というレッテルがつきまとっている。
テレビ朝日の人気スポーツ番組「ゲットスポーツ」が10日、五輪特集を放映したが、サッカー好きの芸人でMCを務める南原清隆が、登録メンバー23人の顔写真を見ながら「知ってる顔は……4人」とコメント。台本通りに笑いを取ろうとしたとはいえ、そういうセリフがサラッと言えてしまうほど、現代表には顔の売れた選手が少ない。