2試合無安打で打率急降下 巨人クルーズに“太り過ぎ”懸念
巨人の首脳陣が心配している助っ人がいる。
ロッテから移籍したルイス・クルーズ(32)である。開幕から「5番・二塁」に定着。定評のある守備はもちろん、勝負強い打撃で4番のギャレットとともにチームの開幕ダッシュに貢献した。開幕4戦目までに2発を放ち、「ギャレットよりクルーズの活躍が大きい」と球団幹部も目を細めていたが、ここ2試合は無安打に終わった。
「高橋監督やコーチ陣が心配しているのはオーバーウエートです。ロッテ時代から“公式体重”は95キロで変わらないものの、あるコーチは『ロッテの頃はもっと体が絞れていた。まるで別人。10キロくらいは太ったんじゃないのか』と“100キロ超級”であると指摘。昨季ゴールデングラブ賞のグラブさばきや、捕球してからの速さは誰もが認めるところでも、横の動きが鈍いとみる首脳陣もいる。何より体が重過ぎれば足腰に負担がかかる。すでに主力の役割を担わせている首脳陣は、故障を心配しているんです」(球界関係者)
クルーズは昨季、右太もも裏の肉離れや両脚のけいれんといった足の故障に悩まされた。それでも巨人はロッテ時代の年俸8500万円から約3倍増となる2億4000万円で獲得。古巣のロッテ関係者が証言する。