岡本vs村田の巨人サード争いに“第三の男”クルーズ急浮上
巨人の新助っ人勢がこれから、随時違うポジションに入るという。
ロッテ時代の昨季、二塁手部門でゴールデングラブ賞を獲得したルイス・クルーズ(32)は1日の日本ハムとのオープン戦にDHで出場。今後は二塁だけでなく、三塁、遊撃も守る予定。この日一塁で待望のオープン戦1号を放ったギャレットは左翼の準備もする。原前監督はこれを「危機管理」と言い、複数ポジション制を推進していた。高橋監督は「なるべく打順は固定したい」という考えを持ちながらも、やはりポジションは「複数制」でいくようだ。
チームスローガン「一新」のもと、キャンプではドラフト2位ルーキーの重信、2年目の岡本和真(19)といった若手が台頭したかに見えた。途中出場の重信はこの日1安打、岡本は4安打と大暴れしたものの、先週末の2試合でそれぞれ無安打と失速気味。期待はしてもアテにはできないのが若手というもの。高橋監督は若手がコケた時のことも想定しているのだ。
特に期待が大きい岡本が正三塁手の座をゲットするには、これから2週間続く遠征が正念場。従来のレギュラー村田修一(35)が控えてはいるが、年齢的に上がり目はない。そこで二塁ではなく、「遊撃や三塁の方が自信があるんだ」と豪語する名手クルーズが、三塁へ回る可能性が急浮上しているという。