2試合無安打で打率急降下 巨人クルーズに“太り過ぎ”懸念
「昨年は5月末までに12本を打ち、ぶっちぎりの本塁打王かと思ったら6月以降、急失速。最終的には16本塁打に終わって伊東監督をガッカリさせた。急停止という感じで、打ちそうな雰囲気もなくなった。春先は調子が良くても油断はできない。再契約の際には足の故障もネックになった。体重が増えていたら危険な兆候。再発の恐れがある。日本で一番好きなことは『焼き肉をたらふく食べること』。メキシコ人でラテン系の明るいムードメーカータイプですが、一方で我慢や節制は嫌いなタイプですから」
延長12回の末、4-3で勝利した4日の広島戦は5タコ。八回2死二、三塁では二飛に終わり、十回2死満塁の好機でも、カウント3ボールから結局空振り三振。5番の仕事ができず、苛立ったクルーズはその場でバットをたたき折った。打率はここ2試合で.333から.263に急降下した。
先制の4号ソロでこの日が41歳の誕生日だった高橋由伸監督のバースデー白星に貢献した4番のギャレットとは対照的に、もう一人の助っ人が自らバットをヘシ折る姿に、指揮官は一抹の不安を覚えたに違いない。