イチロー「3000安打」Xデー 1カ月後まで“お預け”の可能性
たかが10本、されど10本ではないか。メジャー史上30人目の3000安打まで残り「10」本に迫ったイチロー(42)の偉業達成が、意外にも先になりそうだからだ。
というのも「4人目の外野手」のイチローが6日(日本時間7日)現在、71試合に出場、55本の安打を打っているのは、マーリンズの主砲・スタントン外野手(26)が開幕から不振だったことが大きい。
14年には37本塁打で初のタイトルを獲得。15年から北米プロスポーツ史上最高の年俸総額(13年約325億円)でマーリンズと契約を結んだ長距離砲が5月に4打席4三振、6月には打率2割を切ったことも。リフレッシュ休暇を取らされるケースが多かった分、イチローに出場機会が回ってきていたからだ。
そのスタントンがようやく、本調子を取り戻しつつある。5、6日のメッツ戦で2本ずつ本塁打を放つなど、2試合で5安打7打点。「まだ完全じゃない」と本人は話しているものの、ボンズ打撃コーチとの特訓が実を結びつつあるともっぱらだ。
となると、同じ外野手のイチローは必然的に出番を制限されてしまう。