偉業達成目前のイチローは出場機会激減も“秒読み”段階
安打を積み重ねれば積み重ねるほど居場所がなくなりそうだ。
マーリンズ・イチロー(42)が6日(日本時間7日)のメッツ戦に九回代打で出場。1死一塁で打席に立つと相手の守護神ファミリアの高速シンカーにタイミングを崩されて遊ゴロ併殺に倒れた。メジャー通算3000安打まで残り「10」のまま。
大台到達までカウントダウンに入っているが、不慮の事故で亡くなった往年の大打者ロベルト・クレメンテに並ぶ歴代29位タイの3000安打に達した途端に、これまで以上に出場機会は激減しかねないからだ。
何しろ今季のマーリンズは開幕から好調を維持し、44勝41敗の勝率5割1分8厘で首位ナショナルズとは6.5ゲーム差のナ・リーグ東地区3位。
世界一になった03年以来13年ぶりのポストシーズン進出を狙える位置に付けているだけに、ビジネス優先だったジェフリー・ロリア・オーナーも本気だ。リリーフ陣の厚みを増すため、パドレスから14年のセーブ王ロドニーを獲得するなど積極的な強化を図っている。