錦織が「銅」…過去9敗の“天敵”ナダル破り96年ぶりメダル

公開日: 更新日:

 さらに錦織は第2セットの後のトイレタイムで12分間もコートに戻らず、待っていたナダルをイライラさせた。観客も、やっと戻ってきた錦織にブーイングを浴びせたほどだ。第3セットで1-4とリードされたとき、ナダルは役員を呼んで、錦織のトイレタイムの長さを蒸し返して抗議した。コートに戻るのに時間がかかったのは、トイレがやや遠くにあったからで、錦織の責任ではないが、ナダルの精神面に影響を与えたのは間違いなかろう。

 ともあれ、今季ツアーでの2敗を含め、過去10戦してわずか1度しか勝てなかった“天敵”ナダルを破ってのリオ五輪銅メダルは価値がある。

▽錦織の話「気力を振り絞って勝てたゲーム。銅メダルもうれしいし、タフな試合を競り勝てたのもいい経験値になった。準決勝で負けた後は、何度か落ち込んだ。きょうも何度か勝てる(勝負を決められる)チャンスがあったのに逃した。日の丸を背負い、日本のために頑張るのは楽しかった」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末