日本人3人はCL出番なし…ドルト香川はJ復帰が生きる道か
欧州でプレーする日本代表主軸組のドルトムントMF香川真司(27)、レスターFW岡崎慎司(30)、セビリアMF清武弘嗣(26)が、日本時間28日午前3時45分開始の欧州チャンピオンズリーグ(CL)で2戦連続の出番なしに終わった。
3人の中で最も焦燥感にさいなまれたのは、ベンチメンバーにも入れなかった香川だろう。
地元ドイツにスペインの名門レアル・マドリードを迎え撃ったドルトムント。MFゲッツェ、FWデンベレの新加入選手が先発して好連係を見せれば、後半途中出場の19歳FWエムレ・モルが存在感をアピールする。
終了間際には、後半28分に登場した17歳MFプリシッチが、右サイドを鋭くドリブル突破してクロス。同13分交代出場のMFシュールレが強烈シュートを叩き込み、値千金の劇的同点弾。香川とポジションを争う攻撃系選手5人が持ち味を発揮し、難敵相手に貴重な勝ち点1を獲得した。
ドルトムントはレアル戦の前に「中2日で4連戦」の強行軍。それでも計20ゴールと攻撃陣が本領を発揮して4連勝を飾った。その4戦すべてベンチスタートだった香川は、17日の国内リーグ戦の後半途中から「27分」しかプレーしていない。