長期離脱にスカウト騒然…大谷の今オフ「米移籍」消滅か
今オフのメジャー挑戦は、本人や首脳陣、球団の総意でもあるというのだ。今回のケガが「投手生命」にかかわるかはともかく、これから1カ月半の離脱はしかし、「既定路線」を大きく変える可能性がある。
今年、最初の大目標だったWBCは断念。打者として打率・407、2本塁打と好スタートを切りながら、9日現在、チームは5連敗中のリーグ最下位。さらに、これから1カ月半、エース兼最も期待できる打者を欠くわけで、いま以上に厳しい戦いを強いられるのは火を見るより明らかだ。
大谷を欠いた現状が今後、しばらく続けば、自身の目標でもある2年連続日本一どころかリーグ2連覇だって危うい。オフには4番・中田のFA移籍も確実視される。そんな状況下で、大谷が長年の夢だからと、さっさと海を渡ることができるのかどうか。
冒頭の代理人関係者が指摘するように、今回のケガが大谷の去就を大きく変える可能性は高い――。