カブス解雇の川崎はマシな方 マイナー選手を待つ待遇格差
4月2日(日本時間3日)のレギュラーシーズン開幕を控え、各球団ともロースターの人選で慌ただしくなってきた。
日本人では招待選手である川崎宗則内野手(35)が28日(同29日)、カブスを解雇された。開幕メジャーから漏れたマイナー選手の契約を一度、解除する規定があり、カブスは近日中にも再契約する見込み。川崎は前日にホイヤーGM、マドン監督らと今季の起用法について話し合いを行っていた。
川崎はここまでオープン戦17試合で39打数11安打の打率2割8分2厘、7打点(27日終了時)。現時点で開幕メジャーは当落線上だ。マイナー契約だけに解雇や降格もあり得るとはいえ、首脳陣から事前の説明や対話があるだけマシ。マイナー降格の際、ひどい仕打ちを受けた日本人選手が少なくないのだ。
■試合中に突然の降格宣告
ある投手は故障もあって結果が振るわず、契約最終年のシーズン途中にマイナー落ち。試合中に突然、降格を告げられ、クラブハウスに引き揚げると、自分のロッカーから用具はもちろん、私物まで段ボール箱に梱包されていた。その球団のクラブハウスは手狭で、昇格する選手のためにロッカーを空ける必要があり、その選手は追い出されるようにしてマイナーの本拠地への移動を強いられたという。