稀勢人気に心中メラメラ? 横綱白鵬“暴君ぶり”復活の兆し

公開日: 更新日:

“伝家の宝刀”がリング……ではなく土俵中央で炸裂した。

 ひとり、全勝をキープしている白鵬(32)。その内容はお世辞にも横綱らしいとは言えないが、12日目の栃煌山戦でも我流相撲は変わらず。行司の「はっけよい……のこった!」の声がゴングに聞こえたのだろう。立ち合いで左腕を伸ばして相手の頭を押さえつけると、動きを封じた隙に右のエルボー一閃。ひるんだ栃煌山を一方的に攻め、最後は前に出てくるところを難なくはたき込んだ。

 これで単独トップの12勝となり、最後に賜杯を抱いた昨年5月場所以来、1年ぶりの優勝が濃厚となった。

「手も伸びてましたし、相手も見えてた」と、支度部屋では得意げに先の取組を振り返った白鵬。「あっさり決まりすぎて物足りないのでは?」という報道陣の質問には、アホなことを言うなとばかりに、「そんなことはない。自分が土俵に上がりなさい」と返した。

 今場所はヒジ打ちの頻度が増え、口も滑らか。かつての「暴君白鵬」復活の兆しと見る向きもある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動