平幕力士が虎視眈々 稀勢の里を追い詰める1824万円懸賞金

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 手負いの横綱に「初日」が出た。

 15日、横綱稀勢の里(30)が隠岐の海を下し、5月場所初白星を挙げた。左上半身のケガの影響か、消極的な相撲だった初日の嘉風戦とは打って変わって、この日はしつこく得意の左から攻めた。左おっつけからの左差しで、土俵際に強い隠岐の海を無難に寄り切った。

 支度部屋では「左から攻める意識? まあ、そうっすね。いいんじゃないですか。左の状態? 問題ないっす」と、普段通り淡々と語った。土俵下で待機中、玉鷲に押し出されて転落した187キロの照ノ富士の尻が左腕に落ちてくるハプニングもあったが、「まあ、いろいろあるんじゃない。大丈夫ですよ。気が紛れた」と、この日は軽口を叩く余裕も見せた。

 とはいえ、この勝利で「不安払拭」とみるのは早計だ。なにせ、本場所は残り13日。初日の相撲を見る限り、左上半身が万全でないのは明らか。この日は連敗を避けるため、痛めている左腕を渋々使ったという見方もできる。左上半身がいまだ弱点であることに変わりはない。

■故障の対戦相手「気になってやりにくかった」

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