サニブラウンは世界陸上200m7位 終盤失速で快挙ならず
史上最年少(18歳5カ月)での快挙とはならなかった。
陸上の世界選手権(ロンドン)は10日(日本時間11日)、男子200メートル決勝を行い、サニブラウン・ハキームは20秒63で7位に終わり、日本勢では2003年パリ大会で銅メダルを獲得した末続慎吾以来となる14年ぶりの表彰台を逃した。
トルコのラミル・グリエフが20秒09で金メダルに輝き、400メートルとの2冠を狙ったウェード・ファンニーケルク(南アフリカ)は0秒02差の2着だった。
第8レーンでスタートラインに立ったサニブラウン。号砲への完璧な反応を見せて好スタートを切り、序盤は自己ベスト19秒台が揃う海外勢と互角の走りを披露した。
しかし、コーナーを回り終えた後の直線でライバルに引き離されると、終盤は失速。最後はスピードを緩めるようにゴールした。
走り終えたサニブラウンは、両手で顔を覆ってしゃがみ込むと、しばらく動けない。電光掲示板でタイムと着順を確認すると、悔しそうに表情をゆがめた。