V候補も欠場…世界陸上公式ホテルで食中毒蔓延の不可解
五輪に次ぐ位置付けの国際大会で緊急事態発生である。
世界選手権出場のためロンドンの公式ホテルに滞在中の選手団から8日までに胃腸炎の報告が相次いでいるというのだ。国際陸連の発表によれば、これまでに30人近くの選手が症状を訴えている他、英国の保健当局の検査で2件のノロウイルス感染も判明した。男子200メートル、400メートルで優勝候補の一角とされたアイザック・マクワラ(30=ボツワナ)も食中毒のため、7日の200メートル予選、この日の400メートル準決勝欠場を余儀なくされた。
大会組織委では具体的な国や選手について明らかにしていないが、英メディアによれば、マクワラの他にも有力選手が含まれているという。
国際大会では有力国の戦力低下を狙って宿舎の食事に一服盛るケースもあるといわれる。今回は公式ホテルのシェフが何者かに買収されたか。