待遇は12球団一 ソフトバンク“助っ人でも一強”時代到来
あのビッグマウスはどこへ行くのか。
助っ人の去就が続々と決まる中、「ビジネス」発言で物議を醸した中日のゲレーロの行き先は未定。中日の提示した「2年7億円」を突っぱね、「3年15億円」を要求するこの助っ人には、巨人や阪神が獲得に向けた調査を進めていたが、水面下ではソフトバンクも動いているともっぱらだ。
なにしろ、この球団の待遇はケタ違い。一説にはゲレーロに年俸6億円を用意しているといわれ、契約年数でも他の追随を許さない。正力松太郎賞を獲得したサファテは来季3年契約の3年目。バンデンハークとデスパイネは3年契約の2年目。育成から昇格したモイネロも5年契約を結んでいる。
最近は、リスクを恐れて、助っ人と単年契約する球団が多い中、育成に5年とは異例だ。カネも年数も大盤振る舞いするうえ、サポートにも手を抜かない。
デスパイネの通訳、青木レオナルド氏もこう証言している。
「外国人選手への待遇の良さは12球団で一番良いと思います。知らない土地での仕事は少なからずストレスになる。それを理解して、選手が快適にプレーできる環境づくりに最大限の努力をしてくれる。選手の家族に対するフォローやサービスも行き届いています」
これは日本でプレーする「助っ人ネットワーク」でも知られた話だ。
さる24日、孫正義オーナーはイベントで「金満うんぬんと言う人がいるが、言わせておけばいい」と言った。今後、日本を訪ねる助っ人はソフトバンクに群がりそうだ。