バレ逃しFA増井も争奪戦 フラれまくり巨人は補強全敗危機
今季Bクラス4位に沈んだ巨人が、オフの補強でも苦戦を強いられている。FA戦線では日本ハムの抑えを務めた増井浩俊(33)に加え、今季11勝(10敗)を挙げた西武の野上亮磨(30)が新たに浮上。残留交渉の難航が伝えられる14勝(8敗)のマイコラス(29)のメジャー流出に備え、代役として白羽の矢が立った格好だ。さる球界関係者がこう言う。
「当初、増井は巨人で決まりとみられていた。それが、日本ハム残留の線が出てきたうえ、オリックスと中日などが次々と参戦。争奪戦になり、雲行きが変わってきた。巨人としては、老川オーナーが補強宣言をしたばかり。確実に来てくれると思っていた増井に逃げられたらタイミングも悪い。念のために野上にも声を掛け、FA補強ゼロという事態にならないよう手を打つということでしょう」
さらにまずい状況なのは外国人補強である。このオフの最も重要な補強ポイントは、「4番を張れる大砲」の獲得で、ヤクルトのバレンティン(33)、中日のゲレーロ(31)の獲得調査を進めていた。しかし、本命視されていたバレンティンがヤクルトに残留すると21日付のスポーツ報知が報じたのだ。