日ハム清宮の胃袋も満たす アリゾナキャンプの充実食生活
昨年のWBCの最中もロスで代表戦士の食事を切り盛りした。元日本ハム通訳で、大谷翔平とともにロスに渡る水原一平氏の父親だ。
料理のバリエーションは豊富だ。肉じゃがや一晩コトコト煮込んだ豚の角煮といった家庭料理はもちろん、ステーキや刺し身もあるという。ロスにある会社を通じ、総量600ポンド(272キロ)もの牛、豚、鶏肉をトラックで運び込んだ。魚はマグロやハマチなど。食事会場のテーブルにはイクラまでテンコ盛りで用意されているというから驚きだ。
「中でも選手の1番人気はステーキですね」とは、水原さん。
今年は肉を多めに用意。ある選手は「ヒレステーキをゆずこしょうやポン酢で食べられる。ありがたいです」と話す。
苦労するのは調味料の調達や、調理器具の準備だそうだ。
「その都度、スーパーで調達する食材もありますが、日本料理に欠かせない料理酒は、州の決まりでロサンゼルスから持ち込まないといけません。和食用の調理用具も同じです。ザルなどは、アリゾナではなかなか手に入りません」