快挙に米国熱狂も…エ軍大谷に“二刀流の反動”危惧する声

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「体重移動の際、右足の蹴りが早いときがあった。昨年、手術した右足首に負担をかけまいと、無意識のうちに体重を乗せないようにしているのかもしれません」

 日本時間2日、対アスレチックス戦で6回を3安打3失点に抑えて初登板初勝利をマークした大谷翔平(23)に関してこう言うのは、Jスポーツでメジャー解説を務める三井浩二氏だ。

「右足の蹴りが早いと上体が突っ込んでしまい、リリースポイントが安定しない。制球にばらつきが出るのです。ストレートが抜けるのはほとんど、右足の蹴りが早いときでした。すでに患部は完治し、痛みや違和感はないと思うのですが、右足でもっとためをつくれるようになれば抜ける球は減ってくるでしょう」

 この日、ストレートが高めに抜けるケースが多かったのは、右足首手術の後遺症かもしれないというのだ。

 三井氏はさらに、今後の課題としてコンディショニングを挙げた。

「初登板で92球を投げて、疲労がどれくらい残るか。失敗の許されないレギュラーシーズンは、オープン戦とは力の入れ方も異なるし、当然、体の張りも出てくるはずです。もちろん球団スタッフと対策は練っているでしょうが、調整法をどう確立していくか不安も残りますね」

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