ラグビーW杯A組ライバルは準備万端 日本に“地の利”はない
同氏によれば、スコットランドは、来日前から湿気対策に着手。前日本代表HCで、現在はイングランド代表を率いるエディー・ジョーンズ氏も取り入れたように、あえて湿度を上げた室内で練習するなど、入念な暑さ対策を繰り返してきた。
■日本社会まで理解する
さらに、不慣れな異国での生活から生じるストレスを極力、軽減するためだろう、スコットランドはチーム全体で、日本社会の理解にも取り組んだ。
「日本についての文化的な講座、ワークショップなどを実施して(選手に)日本のカルチャーや習慣を理解させるように努めました。(日本人との)コミュニケーションの取り方などは調整が必要でしたが、今では問題ありません」(スコット氏)
強豪国は、気象条件のハンディを乗り越えただけでなく、日本文化への理解も深めたというのだ。
日本は「地の利」というアドバンテージに頼らず、真っ向からぶつかるしかない。