闘将リーチ・マイケル 食事中の話にも聞き耳でチームに喝
史上初の8強入りを目指すラグビー日本代表に闘将の監視の目が光っている。
W杯日本大会開幕(20日=ロシア戦)を前に、16日には公式会見が行われ、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)の他、5人の選手が参加。4日後に迫った開幕カードのロシア戦についてジョセフHCは「(トライ数で得られる)ボーナスポイントなどは考えず、まずは初戦に集中したい」と気を引き締めるように話した。
プール戦(予選リーグ)で、日本(10位)と同組の4カ国のうち、ロシアは世界ランキング最下位の20位。下馬評では同16位のサモアとともに日本有利といわれている。ロシア、サモアから確実に白星を手にし、アイルランド(同1位)、スコットランド(同7位)のどちらか一方から金星を挙げて決勝トーナメント進出というのが青写真だ。
そんな中、プール戦では確実に2勝を挙げられるとの楽観ムードに警鐘を鳴らすのは主将のリーチ・マイケル(30)だ。
都内で連日、行っている最終調整では、ロシア戦に向けた戦術を確認しており、細かいサインプレーなどの徹底を図るため、闘将リーチの激しいゲキが飛ぶことも珍しくない。