発覚! 開星高野球部監督が体罰告発、退任要求されていた
学校はあくまで体罰を否定するのだが、かの前任者は、古巣の現状や教え子のことをどう見ているのか。野々村前監督を直撃すると、「すでに私は学校を退職し、野球部に関わっていません」と前置きし、こう語った。
「たしかに、そうした話が聞こえてこないわけではないですが……。山内監督は教え子で、私が監督在任中にコーチとして来てもらった。監督として頑張ってもらいたいと思って、何度かアドバイスをしたこともある。私も教え子に手を上げたことはありますが、試合で疲れている中、長距離を走らせ、しかもその後2000回もの素振りを課すのは、教育から逸脱した体罰、いじめとみられても仕方がない。感情的にひとりの部員を執拗に責め立てることも含め、もはや、人の道からも外れてしまっているのかもしれない。子供たちのためにもならず、非常に情けないこと。指導者から身を引くべきではないでしょうか」
恩師でさえ教え子に“退場宣告”を突き付ける異常事態。島根の名門野球部は今、分岐点にさしかかっている。