夏の甲子園準Vの日本文理野球部で…窃盗事件もみ消し疑惑

公開日: 更新日:

 夏の甲子園大会出場9回、2009年には準優勝した名門野球部で、窃盗事件のもみ消し疑惑が浮上した。

 新潟県の日本文理高等学校野球部員の金銭紛失が頻繁に起こるようになったのは17年10月ごろから。昨年12月まで複数の部員が被害に遭い部室や野球部寮から総額20万~30万円が消えたという。

■部員の保護者を集め

 学校や野球部の監督が事件を把握したのは昨年6月。部員のひとりが学校へ被害を報告したことがきっかけだった。直後に鈴木崇監督が部員を集め被害状況を確認したところ複数の者が金銭がなくなったことを認めた。「問題はその後です」と、事情を知る関係者が言う。

「6月9日に被害者の親が集められ、野球部長、監督から事件の詳細について説明があるかと思ったら、『お金がなくなった時、なぜすぐ報告しなかったのか』と逆に親を責めるような言動があったそうです。そればかりか、『(警察に)被害届を出せば(夏の県予選は)出場停止になるかもしれないですが、どうしますか?』と言われたといいます。夏の県予選の開幕まで1カ月を切ったタイミングで部内の窃盗事件が公になれば、大会参加の是非が問われかねない。そう言われたら保護者が被害届を出せないことがわかっていたからでしょう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇