ゴールデングラブ賞のココがおかしい!名球会OBが一刀両断
「守備のうまさというより、成績さえ良ければ選ばれる気がするよね」
31日に発表された「三井ゴールデン・グラブ賞」。名球会会員で現役時代にゴールデングラブ賞を3度受賞した山崎裕之氏が苦言を呈する。
「パの外野手部門1位の秋山は、今季の中盤あたりまで、打球を見失ったり、グラブが届いているのにジャッグルをしたりしていた。決して下手ではないが、ゴールデングラブに値するかというとねぇ……。一塁の内川も守備率100%というのは立派だが、守備範囲が広いとはいえない。しかも、一塁部門2位が山川ってのもおかしな話。トスはうまくないし、守備や走塁にほとんど興味がない選手と言わざるを得ない。よほど人材がいないのでしょう」
以前から、優勝チームから多くの選手が選ばれる傾向はある。
「セ外野手部門で、平凡なフライを何度も落球するようなソト(DeNA)に1票入れるのは、とんちんかんにもほどがある。投票権がある記者のレベルも落ちている」(山崎氏)