燕バレも呆れた監督の暴力「僕は体験したことはない」
「暴力は選手に対するリスペクトが欠けている行為のひとつ。アメリカでは見たことも、体験したこともない」
ヤクルトの主砲、ウラディミール・バレンティン(35)がこう言った。
さる24日に明るみに出た、広島の緒方孝市監督(50)による野間峻祥(26)への暴力行為についてだ。
7月15日付で指揮官を厳重注意処分とした球団によれば、緒方監督は先月30日のDeNA戦で怠慢プレーをした野間を試合後の監督室に呼び、平手で複数回叩いたという。緒方監督は厳重注意処分を受けた日にナインに謝罪。同日の試合で11連敗が止まった。19日からは破竹の連勝がスタートし、28日のヤクルト戦にも勝ってこれで9連勝。一時は12ゲームも離されていた巨人との差を5ゲームにまで縮めたが、災い転じて福となす――で片づけるわけにはいかないだろう。
メジャーリーグで3年間プレーし、今年で来日9年目を迎えたバレンティンに聞くと、「そのニュースは知らなかった。いまこうやって聞かれて初めて知ったよ」と言ってこう続けるのだ。