著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

選手契約の破談は簡単でも解除は困難…例外は禁止スポーツ

公開日: 更新日:

 昨年メッツのセスペデスは故障欠場していた5月に、自分が所有するフロリダの牧場で野生のイノシシに襲われ右足首を骨折、シーズンを棒に振ったため2900万ドル(31・5億円)の年俸が2280万ドル(25億円)に減額された。04年、当時ロッキーズに在籍していた左腕投手ネイグルは深夜酔った勢いで売春婦を自分のクルマに引き入れ、パンツを下ろしてフェラチオをさせているところを警官に見つかり現行犯逮捕された。これに頭を抱えた球団は契約解除を試みたが、選手会の了承を得られず、1950万ドル(21億円)の年俸を1600万ドル(17・3億円)に減額することで矛を収めた。

■例外は禁止スポーツの大ケガ

 ごくまれに契約を解除されるのは、オフに契約で禁止されているスポーツをやって大ケガを負った場合だ。04年1月当時ヤンキースのアーロン・ブーン(現監督)は仲間とバスケットボールをやっていた際、左膝の十字靱帯を断裂し契約解除になった。94年には当時ブレーブスのガントがオフに悪路を走るバイクレースに出場し右足を骨折して契約を解除された。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省は「品質管理徹底」と言うが…新たに放出の備蓄米「古古米」「古古古米」はおいしいのか?

  2. 2

    松山千春だけじゃない“黒い交際”が切れない芸能人たち…組長の誕生日会やゴルフコンペに堂々参加の過去

  3. 3

    中居正広氏だけが破った「SMAPの掟」…元女性アナへの“性加害”認定の泥仕合を招いたものとは

  4. 4

    回復しない日本人の海外旅行…出入国数はGWもふるわず、コロナ禍前の半分に

  5. 5

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  1. 6

    田中圭にくすぶり続ける「離婚危機」の噂…妻さくらの“監視下”で6月も舞台にドラマと主演が続くが

  2. 7

    「リースバック」で騙される高齢者続出の深刻…家を追い出されるケースも

  3. 8

    世界卓球男子ダブルス 64年ぶり金メダルのウラに“大魔王”引き立てた「ミスターダブルス」

  4. 9

    星野源が新作アルバム宣伝ポスターで“炎上”騒ぎ…「孤独はなくならない」発言で心配な新垣結衣との夫婦関係

  5. 10

    備蓄米狂騒で進次郎農相ハイテンションだが…早くも剥がれた「弱者イジメ」の化けの皮