選手契約の破談は簡単でも解除は困難…例外は禁止スポーツ
昨年メッツのセスペデスは故障欠場していた5月に、自分が所有するフロリダの牧場で野生のイノシシに襲われ右足首を骨折、シーズンを棒に振ったため2900万ドル(31・5億円)の年俸が2280万ドル(25億円)に減額された。04年、当時ロッキーズに在籍していた左腕投手ネイグルは深夜酔った勢いで売春婦を自分のクルマに引き入れ、パンツを下ろしてフェラチオをさせているところを警官に見つかり現行犯逮捕された。これに頭を抱えた球団は契約解除を試みたが、選手会の了承を得られず、1950万ドル(21億円)の年俸を1600万ドル(17・3億円)に減額することで矛を収めた。
■例外は禁止スポーツの大ケガ
ごくまれに契約を解除されるのは、オフに契約で禁止されているスポーツをやって大ケガを負った場合だ。04年1月当時ヤンキースのアーロン・ブーン(現監督)は仲間とバスケットボールをやっていた際、左膝の十字靱帯を断裂し契約解除になった。94年には当時ブレーブスのガントがオフに悪路を走るバイクレースに出場し右足を骨折して契約を解除された。