DJ“アーメンコーナー”3連続バーディー直後に突然チグハグ
【マスターズ】第2日
世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(DJ=36)劇場が始まったか、に見えた。大会2日目はサスペンデッドになった初日の残り10ホールを消化し、7アンダー首位タイに躍り出た。
そのままイン発進の第2ラウンドに突入した。
世界のトッププロですら、「無事にやり過ごせるように祈る」という11番からのアーメンコーナーでスコアを大きく伸ばした。
11番3・5メートル、12番3メートルとバーディーパットを次々と沈めると、13番パー5では2打目を刻み、残り99ヤードの3打目はピンそば1・2メートルにピタリ。難所で3連続バーディーを奪った。
ここまで22ホールボギーなしの快進撃を続けており、早々と10アンダーに到達。この勢いのまま、どこまでスコアを伸ばすのだろうと、誰もが注目した直後に“落とし穴”が待っていた。
14番パー4でもドライバーは安定してフェアウエーをキープ。ピンまでの残り距離は135ヤード。DJならウエッジでピンをデッドに攻めるシチュエーションだ。ところが、ピン左10メートルと寄せられず、バーディーパットは大きく右から左に曲がってカップを5メートル近くオーバー。返しのパットも決められず、今大会初のボギー。すると2オン可能な続く15番パー5では、残り204ヤードの2打目がグリーン手前の傾斜から池に転げ落ちて連続ボギー。プレーリズムがチグハグになり、その後は何度もあったバーディーチャンスを決められず、あがり9番でようやく1・5メートルのバーディーパットを決めて通算9アンダー、暫定首位タイでホールアウトした。