照ノ富士3場所ぶり7度目Vも…サポーターぐるぐるの両ヒザ以上にヤバい“腰痛地獄”
最後に「横綱ここにあり」と見せつけた。
3敗4敗力士が優勝戦線に残った5月場所。22日の千秋楽は、3敗の隆の勝が4敗の佐田の海に黒星。さらに大栄翔も志摩ノ海を破り、4敗をキープした。
結びの一番で3敗の横綱照ノ富士(30)が大関御嶽海に負ければ、4敗力士4人による優勝決定戦という、実に低レベルな優勝争いの可能性もあった。
しかし、照ノ富士は御嶽海を立ち合いから圧倒。有利な体勢を取られ、半ば諦めムードの御嶽海を寄り切り、昨年11月場所以来となる自身7度目の賜杯をもぎとった。
優勝インタビューでは「やっと終わったなって感じです。いつもより長く感じたけど、15日間全部取り切るつもりで臨みましたから」と、安堵のため息。初日の大栄翔、6日目の玉鷲、8日目の隆の勝と、前半戦は押し相撲の力士になすすべなかったが、9日目から7連勝と徐々にギアを上げていった。
先場所は右のかかと、左ヒザのケガで途中休場。両ヒザの分厚いサポーターを見ればわかるように、常に足のケガと闘い続けている。