元横綱・白鵬の新弟子獲得は絶望的…「まともに育てられない」の烙印が決定打
弟子を発掘し、育てる前にすべきことがある。
宮城野親方(39=元横綱白鵬)は相撲協会から「師匠失格」の烙印を押され、3月場所後の一時的な部屋閉鎖はほぼ決定的。白鵬とその弟子は別々の部屋への移籍が濃厚だが、気がかりなのは「それでも新弟子を取れるのか?」だ。
相撲部屋の新弟子勧誘は、常に数年先を見据えて行う。小、中学生の頃からツバをつけ、「将来はウチの部屋に」と予約をする。宮城野親方も然り。ベタベタとツバをつけまくっているらしいが、入門したい時にいまだ宮城野部屋が閉鎖状態だった場合、“予約済み”の子らはどうなるか。
親方のひとりは「その場合は別の部屋に入門するしかないでしょう」と、その根拠を語る。
「師匠と弟子で移籍先が分かれる案が出ているのは、『白鵬にはまともに弟子を育てられない』と判断されているからです。新弟子獲得が許されるのは、白鵬が『一人前の親方』と見なされ、部屋閉鎖の処分が解除された時ではないか」
部屋閉鎖中に新弟子を獲得した前例はある。暴力団への維持員席チケット横流しに関与していたとして、2010年に閉鎖された木瀬部屋だ。親方と弟子は全員、同じ出羽海一門の北の湖部屋に移籍。12年に復興を許されるまでの間、数名の新弟子を獲得。木瀬親方(元幕内肥後ノ海)の内弟子として北の湖部屋に入門し、木瀬部屋が復興した時は親方と共に移籍した。