萩原健一
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萩原健一「不良ランナーの孤独」(3)「おふくろは、自分が死ぬことで放蕩息子の不始末を世間にお詫びした」
「前略おふくろ様」で好評を博したショーケンはテレビの仕事をこなしながら、神代辰巳監督の「アフリカの光」(一九七五年)、野村芳太郎監督の「八つ墓村」(七七年)、黒沢明監督の「影武者」(八〇年)、蜷川幸雄監督の「魔性の夏~四谷怪談より~」...
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萩原健一「不良ランナーの孤独」(2)「(傷天の)修と亨って本当は在日朝鮮人という設定なんです」
映画の世界に身を投じた萩原健一=ショーケンは、いきなり注目の人になった。サード助監督として斎藤耕一監督の撮影に加わった直後、偶然が重なり、「約束」(一九七二年)で岸恵子の相手役をつとめることになったのである。その演技で注目されたショ...
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膨大な映画を見て自身の血肉にするショーケンが謙遜「映画俳優と名乗るのはおこがましい」
「『田原総一朗の朝食』という動画が密かな人気を博している」と、前回書いたところ、田原さんご本人からX(旧ツイッター)で礼をいただいた。 男が朝飯をつくり、胃に収めるシーンは、なぜか惹きつけられる。 1974年に放送され...
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90歳の田原総一朗が作る「男の朝食」は萩原健一「傷だらけの天使」のワンシーンに重なる
90歳の男がキッチンに立ち、朝食をつくりだした。 四角いフライパンに水を入れ、生卵を落とす。R1ヨーグルトと食べかけのあんパンを冷蔵庫から取り出し、ヨーグルトと飲みかけの野菜ジュースを飲み干す。 空のグラスを3つ並べ...
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不振「集団左遷」…ショーケンにあって福山雅治にないもの
福山雅治(50)演じるメガバンクの支店長が、廃店をもくろむ上層部の意に反して奮闘するドラマ「集団左遷!!」(TBS系日曜21時~)。 初回視聴率こそ13.8%の好ダッシュを見せたものの、第2話で8.9%に落としてから中盤まで...
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尽きぬ破天荒エピソード…それでもショーケンが愛された訳
■映画の撮影中に「ヘタクソ」とヤジ このほど68歳で亡くなった俳優で歌手のショーケンこと萩原健一さんの破天荒エピソードがすごいと話題だ。ビートたけしの映画の撮影中には、現場にいきなりやって来て「何かやろうか」と服を脱ぎだし、...