不振「集団左遷」…ショーケンにあって福山雅治にないもの
福山雅治(50)演じるメガバンクの支店長が、廃店をもくろむ上層部の意に反して奮闘するドラマ「集団左遷!!」(TBS系日曜21時~)。
初回視聴率こそ13.8%の好ダッシュを見せたものの、第2話で8.9%に落としてから中盤まで浮上できずにいる。
「日曜劇場お得意の企業モノ、副支店長役に“顔芸”で魅了する香川照之と盤石の態勢で前評判も高かったのに苦戦。TBSは早くも大ヒットした『半沢直樹』の来年4月の復活を発表するなど、何とかこの枠への注目を集めようとしています」(キー局関係者)
同時間帯のテレビ朝日のドラマ特番攻勢に食われたという見方もあるが、「制作側が訴えたいことと、この時間の視聴者が望むものに微妙なズレがあります」と、テレビコラムニストの亀井徳明氏がこう続ける。
「ネット上のコメントにも表れていますが、訴求すべきサラリーマン層にはビジネスドラマとしてのリアリティーや重厚感が足りません。一般的な福山ファンには違和感を持たせてしまい脱落した人が多い。ただ、このドラマのテーマである“がんばる”に対して素直に共感する意見もあり、熱く応援している視聴者も確実にいます。後半は、その層を大事にしたいところですね」