松坂、筒香を育てた小倉清一郎 鬼の秘伝書
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複数スポーツ部を強化「統合型スポーツ私学」隆盛の背景
11日、全国高校サッカーで山梨学院が2009年度以来、11大会ぶり2度目の全国制覇を果たした。 同校野球部の臨時コーチを務めている私も注目していた。サッカー部の長谷川監督はデータを重視するそ…
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菅野智之で思い出すエピソード “振り逃げ3ラン”が決勝点に
ポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた菅野智之の巨人残留が決まった。菅野といえば、今でも忘れられない苦い“思い出”がある。 私が横浜高の部長を務めていた頃、巨人・原監督の甥っ子が東…
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セパの実力差を埋めるための案 DH制より1リーグ制の導入を
球界も新型コロナ禍に振り回された2020年だった。 高校野球界では3月のセンバツ、8月の夏の甲子園大会が中止になるという未曽有の事態。今年の3年生は本当に気の毒だったが、たとえ1試合だけでも…
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巨人原監督が推奨する「DH制」が高校野球では難しい事情
プロ野球の日本シリーズは巨人が2年連続でソフトバンクに4連敗を喫した。私は戦前、ソフトバンクの4勝1敗と予想した。巨人は絶対的エースの菅野が投げる第1戦しか勝てないとみていたが、ソフトバンク千賀の投…
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春のセンバツ出場校の選考と新聞販売拡張の因果関係
秋の東京大会が終わり、来春センバツの選考資料となる各地区大会が全て終了した。気になるのは、関東・東京地区の出場枠「6」を巡り、最後の1校が今年も紛糾しそうということだ。 まず東京大会優勝の東…
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東都大学リーグ視察 巨人1位と日本ハム2位の2人には驚いた
10月26日のドラフト会議。横浜高時代の教え子である左腕の伊藤将司(24=JR東日本)が阪神から2位で指名された。 かつてドラフト1位だった松坂(西武)や涌井(楽天)にはもともと素質があった…
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私の注目候補9人 中京大中京・高橋「松坂以上」は本当か
コロナ禍の今年は春夏の甲子園大会が中止になるなど、公式戦を見る機会は限られた。そんな中、26日のドラフトで、私が知る大学生、高校生の注目選手を挙げてみたい。 【写真】この記事の関連写真を見る(…
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ダル覚醒の要因 日本人初の最多勝とサイ・ヤング賞最有力
コロナ禍で60試合に短縮された今季のメジャーリーグ。日本人野手は「動く球」「速い球」「変則投球フォーム」に苦労した。 教え子の筒香(レイズ)の1年目は、打率・197、8本塁打、24打点。私の…
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一部強豪校との違いは「確実に1点もぎ取る」必殺の走塁法
来年春のセンバツ甲子園をかけた秋季大会が全国各地で行われている。この時期、勝ち進んでいるチームは、守備なら投手のフィールディング、投内連係、中継プレーの確認など、実戦的な練習が中心になる。 …
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有力選手がプロ志望高校生合同練習会に不参加だった背景
コロナ禍でアピールの場が少なかった高校球児のため、史上初の「プロ志望高校生合同練習会」が行われた。先月29、30日に甲子園で77人、今月5、6日に東京ドームで41人が参加した。しかし、明石商(兵庫)…
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中京大中京・高橋は熟考中 それでも私がプロを勧める根拠
1試合だけの甲子園交流試合が10~17日に行われた。最後の試合で私が臨時コーチを務める山梨学院は白樺学園(北海道)に8―3。無観客などの規制があったため、私は白樺学園をビデオで分析した「小倉ノート」…
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「甲子園に行くなら2週間は出勤禁止」と勤務先に言われ…
コロナ禍の夏の高校野球は佳境に入っている。臨時コーチを務める山梨学院は、13日にライバル東海大甲府と山梨大会決勝を戦い、4―5で県5連覇を逃した。 新型コロナウイルス対策を取った厳戒態勢の大…
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楽天1年目でハーラートップ5勝 復活涌井“ジジ殺し”の一面
教え子の楽天・涌井秀章(34=ヒデ)が好スタートを切っている。いきなり開幕4戦4勝。これは西武時代(2007年)、ロッテ時代(16年)に次いで3度目だそうで、投手ではプロ野球史上初めてだという。 …
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手術の松坂大輔へ ここまできたら最後までしがみつけ
西武の松坂大輔(39)が今月5日に茨城県内の病院で内視鏡による頚椎の手術を受けた。復帰まで2~3カ月を要するという。報道によれば、右手のしびれを取る目的で、神経と血管への圧迫を解放するためだそうだ。…
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高校生トライアウト実施なら 今年限定でプロ志望届撤廃を
プロ志望届を提出する高校生の希望者を対象に、NPBと日本高野連による「合同練習会」が実施されることが決まった。プロを目指す高校生を対象とする「トライアウト」で、8、9月の週末に行われるという。 …
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諦めていただけに格別 甲子園交流戦はビッグプレゼント
まさに青天のへきれきだ。 日本高野連は先週10日、今春に中止となったセンバツに出場予定だった32校の特別救済措置として「2020年甲子園高校野球交流試合」を甲子園で開催すると発表したのだ。8…
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プロのスカウトと高校の指導者は人のつながりがモノをいう
今月1日からプロのスカウト活動が再開された。 高校生は春夏の甲子園が中止。大学、社会人も春の大会、リーグ戦が相次いで中止となっている。スカウトは「今年は練習の視察が増える」と口を揃える。練習…
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高野連に提案したい 観客席は父兄と関係者のみ独自大会案
選手にかける言葉が見つからない。本当に、本当に残念だ。 日本高野連が20日に開いた運営委員会で、春のセンバツに続いて8月10日開幕の夏の甲子園大会の中止を発表した。 新型コロナウイル…
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「9月入学」高校球児は甲子園5度→11月と5月の6度でどうか
「9月入学制」の議論が起こっている。 米国など世界的にはこちらが大半で、この機会に日本も変更するべきという意見が多いようだ。導入されることになれば、高校野球も大きな影響を受ける。検証してみた。…
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「何で練習してるんだ」苦情殺到で練習休止に追い込まれた
夏の甲子園もピンチである。新型コロナウイルス感染拡大の影響で47都道府県全ての春の大会の中止が決まった。3月のセンバツに続き、夏の大会の開催も危うくなってきた。 私が臨時コーチを務める山梨学…