立花孝志氏が大阪・泉大津市長選で惨敗…有権者の投票行動を後押しした「お笑いみたいな噂」
「政治ショー」に巻き込まれた市民らにも、ようやく平穏な日常生活が戻るのだろうか。
任期満了に伴う大阪府泉大津市長選が15日に投開票され、無所属で現職の南出賢一氏(44)が2万1700票を得て、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)=4439票=を破り3選を果たした。
大阪府で7番目となる1942年に誕生した人口7万3000人余りの泉大津市。南部の大阪湾に面し、「日本一の毛布のまち」として知られる町が突然注目を集めたのは、立花氏が市長選への出馬を表明したからだった。
立花氏は11月の兵庫県知事選に立候補したものの、「当選を目指さない」と公言。再選に向けて選挙運動を展開していた現知事の斎藤元彦氏(47)の“後方支援”に回り、YouTubeやSNSを駆使する手法が賛否を呼んだ。
■ひろゆき氏は「斎藤知事の得票を、なぜか自分自身の人気と勘違い」と敗因分析
選挙後も斎藤知事の公職選挙法違反疑惑や兵庫県議が立花氏を名誉棄損で告発するなどの「知事選ドタバタ劇場」が続く最中、立花氏は泉大津市長選への立候補を表明。街頭演説では多くの聴衆が集まり、一時は兵庫県知事選の勢いそのままのような雰囲気もみられたのだが、徐々に失速したようだ。