米倉涼子「ドクターX」興収30億円でも満島ひかりが阻む"興収女王"の座…期待値の高さから落胆の声も
米倉涼子(49)主演「劇場版ドクターX FINAL」(東宝)が6日に公開された。公開後3日間の観客動員数は約44万1400人、興行収入は約6億380万円で、筆者の試算によると、最終興収は30億円強となりそうだ。普通に考えれば上出来の数字なのだが、それが米倉の主演映画となると、評価が微妙に変わってくる。
米倉の主演作品は2010年2月公開の「交渉人 THE MОVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦」(東映)以来、実に14年ぶり。全7シーズンの平均視聴率が20%を超えるテレビ朝日系の「ドクターX~外科医・大門未知子」の待望の映画化ということで、公開前から興行成績に大きな期待がかかっていた。
最近の人気ドラマの映画化といえば、鈴木亮平(41)主演で23年に公開された「劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~」(東宝)が、約45.3億円の最終興収を記録。ドラマ「ドクターX」シリーズの長い歴史を考えれば、「劇場版ドクターX」は期待外れの数字といえるだろう。