プロ野球 つないでつないで14年
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試行錯誤を経てたどり着いた「バントは時間稼ぎ」の極意
プロ14年で記録した犠打は302。歴代5位の数字ですが、最初はハッキリ言って下手でした。 バントの記録は仕事に徹した積み重ねだと受け止めています。プロ入りしてからずっと、バントのサインが出な…
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大学時代の苦い経験…僕が必ずリストバンド着けていた理由
そりゃあ、気にもなります。 早大時代のことです。東京・東伏見のグラウンドに、毎日のようにスーツ姿で現れるスカウトさんがいました。自由獲得枠があった時代。プロアマ規定で直接、話をしてはいけない…
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2000安打達成で「次は3000本を」憧れの鳥谷敬さんへの言葉
阪神の鳥谷敬さんは大学の1年先輩。大学ナンバーワンの遊撃手といわれ、憧れの存在だった鳥谷先輩と二遊間を組んだ大学時代の3年間は、かけがえのない時間です。 僕が大学3年だった2003年夏、青木…
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「打たさねぇからな」開幕戦で石川雅規さんと夢の初対戦
プロ入りして初めてのビールかけに酔いしれました。ヤクルト時代の2015年のことです。 当時の真中満監督をはじめ、同い年で打点王になった畠山和洋、首位打者を獲得した川端慎吾、トリプルスリーを達…
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小川監督、宮本ヘッド、高田GM…僕を支えた恩師3人の教え
ヤクルトの小川淳司監督は、僕が2005年にヤクルトへ入団したときの二軍監督。新人ながら開幕一軍を果たしたものの、ほとんど試合に出られず5月に二軍落ちした僕は、小川監督から「数字をコツコツ積み重ねるこ…
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「心にスキをつくるな」バス内で古田監督に1時間特別指導
プロ2年目の2006年からの2年間、選手兼任監督を務めた古田敦也さん(現解説者)に厳しく接してもらったからこそ、今があります。 06年は開幕3連戦でスタメン起用されたものの結果が出ず、一、二…
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20年前に出会った筒香嘉智が沖縄で歓迎会を開いてくれた
DeNAのキャプテン、筒香嘉智と初めて出会ったのは実は、かれこれ20年前になります。 僕が尽誠学園高に通っていたとき、1学年上に嘉智の兄・裕さんがいました。ポジションは僕と同じセカンド。いつ…
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パットンは僕の名字をイン ザ ライス フィールドと訳した
不思議な感覚でした。前年までプレーしていた神宮で、敵チームであるDeNAの一員としてプレーする。「6番、セカンド、田中浩康」。スタメンがコールされたときのヤクルトファンからの歓声は一生忘れません。 …
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僕が救われたラミレスさんの口グセ “Today is a new day”
DeNAのラミレス監督はよく、「Today is a new day」という言葉を使っていました。1日ごとに新鮮な気持ちで臨み、プレーに全力を尽くす、という思いが込められたこの言葉、10年ほど前にも…
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まさに自由自在 青木宣親さんが明かした「打撃の真髄」
青木宣親さんは、大学の1年先輩で、ヤクルト時代に一緒にプレーしました。年が近いこともあり、何度も食事に連れて行ってもらうなど、本当にお世話になっています。 青木さんはアストロズ時代の2017…