東京五輪会場を丸裸にする
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選手村は100点満点中70点 無難すぎるデザインがすでに陳腐
本来ならお祭りムードの「おもてなし」イメージで盛り上がるはずの五輪選手村だが、キナ臭い話が満載である。五輪選手を招待した一時宿泊所を五輪後に分譲住宅として販売するという。五輪特別セールなのか、都有地…
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カヌー&ボート会場は最もお粗末…観客席の一部は屋根なし
五輪施設計画の経緯が最もお粗末なのが、「海の森水上競技場」だ。小池百合子都知事が2016年、復興五輪をキャッチフレーズに、ボート会場を海の森から東北の宮城県・長沼へと変更することをぶち上げたが、あっ…
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スラロームセンターに渓流を会場とする選択肢はなかったか
五輪施設の中で、最も維持管理が難しいのがカヌースラローム施設だ。リオ五輪でも北京五輪でも大会後は見事に廃虚化している。そもそも、この競技は自然渓流をオールと船体を巧みに操作し、川を下るタイムを競うも…
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競泳会場は無駄と杜撰な施設設計の象徴 年6.4億円赤字に
新国立競技場に次いで、東京五輪での新設の意義が問われているのがアクアティクスセンターだ。そもそも、隣接する辰巳国際水泳場が五輪施設として規模が足りず、増築でまかなうことが断念されたため新設された経緯…
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有明アリーナはコンサート利用で収入予測12億4500万円
今回計6カ所の五輪施設を検証するが、その中で唯一、維持管理費で黒字を見込んでいるのが有明アリーナだ。立地はゆりかもめの新豊洲駅もしくは有明テニスの森駅から10分ほどで、利便性も悪くない。 ●将…
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新国立競技場は“負の遺産”へ一直線 施設維持に年間24億円
東京五輪まで1年を切った。浮かれたお祝いムードが漂っているが、目玉の五輪関連施設を巡り整備費用や維持費などの課題が山積している。建築エコノミストの森山高至氏が五輪会場を「将来性」「デザイン」「アスリ…