それでも物書きになりたい君へ
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物書きは人と出会ってなんぼ 出会いも文字にして原稿料を
「どうすれば脚本家や小説家になれますか?」 作家志望の青年の相談に乗る羽目になったのだが――。 ☆ ☆ ☆ 唐突に青年からメールがきた。 〈一雫ライオンさま いままで作…
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気の利いた格言よりも…迷ったらアニマル浜口を思い出せ
「締めに近づいております」と青年からのメール。なにを勝手に締めにしているのかしらんが、とにかくメールが来た。 「質問① 小説を書くうえで気をつけていること、また格言のようなものが頂ければ」 …
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決定権ある方へ みんな地べたに必死に足をつけ生きている
今日も今日とて青年からメールが届く。何度でも言うがわたしもそれなりに忙しいし、新作小説の締め切りがおおいに遅れ精神錯乱(いつもだが)、おまけに時々妻に媚も売らねばならぬので、やはりこれなかなか忙しい…
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「ストレス」嫌いな言葉。使わないようにしている。
「どうすれば脚本家や小説家になれますか?」 作家志望の青年の相談に乗る羽目になったのだが――。 ☆ ☆ ☆ 今日も青年から恒例のメールが届く。 〈質問① 小説などを…
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形容詞の危険性…安倍晋三「美しい国」とは何だったのか
「どうすれば脚本家や小説家になれますか?」 作家志望の青年の相談にのる羽目になったのだが――。 ◇ ◇ ◇ 21歳の青年とメールでやりとりするようになったのは8月のある日…
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忘れられない「馬鹿か天才しかいらねえんだよ!」の一言
「とりあえず書いた小説があるのだから出版社の応募に出してみたら」と青年にメールを送った。 「わたしはほとほとロクな人間でないので、作家になりたいというのなら、別のきちんとした方を探すのもいいかも…
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彼は神が間違いを犯さないかぎり物書きにはなれないだろう
作家になりたいという大学3年生の青年とメールでやりとりするようになり、改めてため息をついた。彼は小説を3本書きためているという。きけば十分に出版社の応募要項に足りる枚数の小説を書いている。つまりなん…
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「後に残る言葉」は相手に誤解も傷も与える危険をはらむ
まず彼に送った言葉、アドバイスとやらは「感動させたいんです!」などという、むしずの走る言葉はおやめになったらということと、「恥をかく覚悟はあるのかい?」ということだった。あと、経験も。痛いとか苛立つ…
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小説には痛みと苛立ちが必要…恥をかく覚悟はあるのかい?
「どうすれば脚本家や小説家になれますか?」。こんな純朴な質問を投げかけてきたのは21歳の青年。うっかり相談に乗る羽目になったのだが――。 ☆ ☆ ☆ だが困った。わたしはまっとう…
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書きゃいいのだ。脚本家や作家になりたけりゃ書けばいい
「どうしたら脚本家や小説家になれますかね?」 ふいにこの質問をとばしたのは夕刊紙日刊ゲンダイのY編集者である。そう、わたくしが今書いている紙面の担当者さんだ。「はて知りませぬ」と答えたのはなに…