「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!
元タレントの中居正広の女性トラブルに端を発した「フジテレビ問題」。“天皇”と称される日枝久取締役相談役の去就に焦点が当たっているが、東京都の“女帝”こと小池知事にも火の粉が飛んでいる。「日枝案件」といわれる小池知事肝いりの「巨大噴水」に重大問題が浮上しているのだ。
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巨大噴水とは、フジテレビ本社近くのお台場海浜公園(港区)の水域に整備される「ODAIBAファウンテン(仮称)」のことで、幅250メートル、噴水の高さは150メートルという世界最大級の規模を誇るもの。整備費は約26億円。要望したのは、お台場地域の複数業者からなる「一般社団法人 東京臨海副都心まちづくり協議会」。日枝氏が理事長を務めていることから、この巨大噴水も「日枝案件」と見られている。
実はこの噴水、“汚水”をまき散らす恐れがあることが分かった。噴水が設置されるお台場海浜公園といえば、2021年に実施された東京五輪のトライアスロン会場となったが、国際競技団体が定める基準値を超える大腸菌が検出。テスト大会に参加した選手から「トイレのような臭いがする」との声が上がったいわくつきの場所である。
地域政党「自由を守る会」の三戸安弥都議の調べによると、都は23年度に毎月1回、お台場の水域における大腸菌数を測定。5月と8月の大腸菌数が突出しており、それぞれ100ミリリットル当たり3200個と2万7000個だった。