ドジャース佐々木朗希 異例の「マイナー相手に実戦登板」で見えた首脳陣の痛恨トラウマ
ドジャースのルーキー右腕・佐々木朗希(23)が順調な仕上がりを見せている。
日本時間26日、ホワイトソックスのマイナー選手相手にライブBP形式の対外試合に登板。先頭打者に特大弾を許したとはいえ、直球の最速は90マイル台中盤(約150キロ)を計測し、スプリットで空振りを奪うなど、まずまずの内容にロバーツ監督は「朗希は良かった。球速も出ていたし、変化球もキレがあった」と、満足そうに話した。
それにしても、新人投手による初の対外試合がオープン戦ではなく練習試合、しかもマイナーリーガー相手のライブBPとは異例である。他の投手との兼ね合いでイニング数や球数を消化するため、自軍相手に実戦形式の打撃練習に登板したり、マイナー戦のマウンドに上がったりすることはある。
ロバーツ監督は「メジャーレベルに到達するために、コーチやトレーナーと計画的な練習をしている」と話したが、これにはドジャース首脳陣の深謀遠慮があるという。
20日にキャンプ初のライブBPに登板した際も、相手は昨季のナ・リーグ優勝決定シリーズMVPのエドマン以外は控え選手やマイナーリーガーばかりだった。この日投げたホワイトソックスの選手も含めて、抑えて当然の選手ばかりだ。