羽川豊の視点 Weekly Watch
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目標が明確になった星野陸也は「上昇気流」に乗れる…欧州ツアー、カタール・マスターズ優勝
「よく頑張った!」 星野陸也(27)の欧州ツアー、カタール・マスターズ優勝のニュースに思わず歓喜の声を上げました。日本勢では青木(功)さん、松山英樹、久常涼に続く4人目の快挙です。 昨…
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プロゴルファーは、専門コーチに教わっても自分だけの「感覚」は大事にして欲しい
プロ野球のキャンプが始まりました。公式戦は143試合。長いシーズンを乗り切るための体力づくりやスイング固めなど、各自が課題を持って毎日汗を流しています。 プロゴルファーのオフも同じです。沖縄…
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女子ゴルフ馬場咲希は米国にどっぷり浸かって「種まきと水やり」に徹してほしい
プロ1年目の馬場咲希(18)が米下部ツアー(エプソン・ツアー)にエントリーしました。2022年に全米女子アマに優勝したことで、昨年は海外メジャー4試合に出場。国内ツアーも推薦で6試合に参戦し、プロの…
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今季の注目は「海外で勝つ日本人プロは誰か」 優勝に近づくには「3つの条件」がある
米PGAツアー「ザ・アメリカンエクスプレス」は、20歳のアマチュア、ニック・ダンラップ(米国)が通算29アンダーで優勝。1991年のフィル・ミケルソン以来の快挙に驚かされましたが、ウッズと同じく全米…
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松山英樹が直面する「30歳の壁」 求められるのは“新しい松山”の構築
米PGAツアーは新たなシーズンが始まりました。第2戦のソニー・オープン・イン・ハワイの松山英樹(31)は、蝉川泰果(23)、久常涼(21)と並んで通算9アンダー30位でフィニッシュしました。 …
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高ポテンシャル選手ゴロゴロで今季は若手男子プロが大爆発の予感だが…注文がある
2002年に樹立されたマラソンの日本記録(2時間6分16秒)が破られたのは、16年後の2018年。ところがその7カ月後、その記録は同級生によってあっさり更新されました。 こんな話をしたのは、…
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今季のMVPはPGAツアー進出を決めた「久常涼」で文句なし 欧州予選会から夢の舞台へ
今年も国内のゴルフ界はいろいろなことがありました。プロ転向2年目で賞金王になった中島啓太(23)や、ツアー最終戦に勝った蝉川泰果(22)もツアーを盛り上げてくれましたが、私が独断で選ぶMVPを1人挙…
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西郷真央も来季は米国で“恩返し”…プロゴルファーにとってスポンサーは家族同様の「応援団」
男女国内ツアーはシーズンオフに入りました。 女子プロのスポンサーへの挨拶回りやプライベート情報がインターネットやインスタグラムで毎日のように発信されています。男子プロも所属先や契約しているス…
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ヒッコリー選手権に出て「飛ばないボール問題」を考えた 新たなゴルフの幕開けかも
12月8日から2日間、「PGAヒッコリーゴルフトーナメント」(千葉・太平洋C八千代C=5896ヤード・パー72)に参加しました。 出場条件はヒッコリー(クルミ科)の木でつくられたシャフトのク…
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星野陸也は早くも来年の全英切符ゲット 海外試合の経験値はメジャーでの成績に直結する
蝉川泰果(22)が日本シリーズで優勝。22歳326日での大会制覇は1981年の私(23歳363日)を抜き、史上最年少記録を更新しました。40年以上もかかったのが不思議ですが、蝉川や1打差の2位に終わ…
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2年連続女王・山下美夢有の強みとは? ティーショットの確実性、改めて示したゴルフの神髄
今季最終戦で2年連続の年間女王を決めた山下美夢有(22)の強みは曲げないことだ。150センチの身長は女子プロの中でも小柄。平均飛距離(238.26ヤード)のランクは53位でも、フェアウエー(FW)キ…
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杉浦悠太が史上7人目のアマ優勝 後に続くものは続々と出てくるはずだ
杉浦悠太(22=日大)がダンロップフェニックスで、アマチュアとして史上7人目のツアー優勝を成し遂げた。 毎年、海外の強豪選手が出場する大会で、90年代までは日本選手で勝ったのは中嶋常幸さんと…
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久常涼がPGAツアー切符取りに挑戦! 欧州ツアーV勝ち取ったメリハリのあるプレーに期待
米女子ツアー2年目の渋野日向子(24)がシード権を逃した。出場できる試合は減るが、来季も同ツアーで戦うという。 一方、渋野の高校(岡山・作陽高)の後輩・久常涼(21)は今週が正念場だ。欧州ツ…
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若いアスリートは高いステージを目指せ!感動がファンを増やし、競技の発展につながる
TOTOジャパンクラシックで稲見萌寧(24)に惜敗し、涙した桑木志帆(20)は「この試合に出て米国でやってみたいと思った」そうだ。4打差8位に終わった神谷そら(20)も、いずれ最高峰の米国でプレーし…
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一部ジュニアに苦言を呈する「故意のルール違反」はドーピングと同じ、即刻やめて
31日から今年の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテスト(4日間)が行われる。101人が出場し、20位タイまでが合格。毎年600~700人以上が受験して合格率3%前後の狭き門だ。 ■…
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ZOZO4位Tの石川遼は米ツアー出場明言 日本選手は積極的に海外ツアーに挑戦すべき
国内で唯一開催される米PGAツアーのZOZOチャンピオンシップは、通算14アンダーで優勝したC・モリカワの総合力が際立っていた。 会場は習志野CC(パー70設定)の林間コースで、今大会はフェ…
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平本世中は日本オープンVの好機逃す…もっと勇気を持って攻めて欲しかった
日本オープン最終日は4日間で最も風が強く、ホールを吹き抜ける横風のジャッジが非常に難しかったものの、記録的な酷暑によりグリーンを硬く締めて高速に仕上げることはできませんでした。例年通り、ナショナルオ…
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渋野日向子は米ツアー来季シード獲得へ崖っぷち…それでもジタバタしてはいけない
西村優菜(23)が前週のアセンダントLPGA13位でポイントランキングを56位に上げた。直近2試合で獲得したポイントはそれまでの17試合267ポイントには及ばないものの、226ポイント。81位-61…
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原英莉花は復活V、西村優菜の来季米女子シード当確 2人を褒め称えたい
アスリートは大きなケガをすれば不安が募る。プロゴルファーなら、いつ試合に出られるのか、シード落ちするのか、選手生命を絶たれるのか……。日本女子オープンで3年ぶりに2度目の優勝を遂げた原英莉花(24)…
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久常涼が21歳で「欧州初V」 若手プロの“海外チャレンジ”がどんどん加速する
国内外で21歳のフレッシュな男女プロが大活躍です。 今年から欧州ゴルフのDPワールドツアーに予選会を突破して戦う久常涼(21)が、ルーキーイヤー25戦目の「カズー・オープン・ド・フランス」で…