羽川豊の視点 Weekly Watch
-
全米シニアOP2位!藤田寛之にみる「下り坂を楽しむ」生き方…次期専大監督に推薦するつもり
全米シニアオープン(ロードアイランド州ニューポートCC)で藤田寛之(55)が惜敗です。初日から首位を守りましたが、現地6月30日に行われた第4ラウンドは、霧の影響でスタートが約2時間遅れ、2位に3打…
-
全米女子プロ最終日 山下美夢有には痛恨の8番に…「流れ」を手放し勝利の女神に逃げられた
山下美夢有(22)が3打差2位タイに終わった全米女子プロゴルフは、改めて勝負の「流れ」を感じさせる戦いでした。 シアトル郊外のサハリーCCは、1998年に男子の全米プロが行われ、現地で解説し…
-
技術とメンタルを試す究極のセッティングがデシャンボーとマキロイの好勝負を引き出した
最終日終盤はB・デシャンボー(30)とR・マキロイ(35)の一騎打ちの様相となった今年の全米オープン。LIVゴルフとPGAツアーを代表する2人だけに、「どちらも負けられない戦い」という見方をしていた…
-
畑岡奈紗の失格で「球捜し」の時間は厳格化されるのか…不公平感が出ないよう規則を明確にしてほしい
古江彩佳が優勝を争い2位に終わった米女子ツアー、ショップライトLPGAクラシックで畑岡奈紗が失格処分を受けました。初日の最終ホール(9番・パー5)の第2打で右に曲げたボールがグリーン右の茂みに。同伴…
-
笹生優花が精神力でもぎ取った全米女子オープンV2 勝因は「いつもと別人だったメンタル」
「これは手を焼くな……」 笹生優花と渋野日向子のワンツーフィニッシュで幕を閉じた今年の全米女子オープン。初日にコースを見たとき、即座にそう思ったものです。アップダウンが激しく、フェアウエーと硬…
-
狭くなっていく「全英への道」…4枚の切符が消失、R&Aの決定に抱く懸念
木下稜介が3年ぶりに通算3勝目をあげた「~全英への道~ミズノオープン」。全英オープンの国内選考会としてファンにもお馴染みの大会ですが、今年は大きな動きがありました。昨年までこの大会の上位4人に与えら…
-
トップTに並んだ古江彩佳は自滅したが…今季6勝N・コルダは絶対に倒せない「怪物」ではない
N・コルダ(25)が今季6勝目を挙げた米女子ツアー「みずほアメリカズ・オープン」。大会ホステスプロの古江彩佳(23)は最終日に見せ場をつくりました。最終組のコルダとハナ・グリーンがスコアを伸ばせずに…
-
雨の日はプロでも難しい…ミスの誘発条件てんこ盛り スコアをまとめるのは謙虚な心
最終日が雨となった前週の国内女子ゴルフは、岩井千怜(21)が連覇を達成しました。この日は67の好スコアでしたが、「雨の影響なのかドライバーが左に曲がることが多かった」と語っていました。ローズ・チャン…
-
ひっそり行われている関東大学リーグ戦には楽しみな「原石」がゴロゴロしている
正月の風物詩として人気の箱根大学駅伝は、関東学生陸上競技連盟の最大イベントですが、関東学生ゴルフ連盟主催の競技会が脚光を浴びることはほとんどありません。 5月5日から2日間、今年度の関東大学…
-
日本人6人目の欧州ツアーV!桂川有人の挑戦スタイルが若手プロのスタンダードになっていく
167センチ、70キロ。日欧両ツアー共催「ISPSハンダ 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」で優勝した桂川有人(25)は、日大時代から知っている選手ですが、昨今のプロゴルフ界では極めて小柄です…
-
5大会連続Vの世界最強ネリー・コルダに飛距離は敵わずとも日本人女子が学べるものはある
10人の日本勢が出場した今季メジャー初戦のシェブロン選手権は、通算13アンダーのネリー・コルダが史上3人目となる出場5大会連続Vで幕を閉じました。日本選手の最高位は通算5アンダー9位の勝みなみでした…
-
改めて知ったオーガストの恐ろしさ…松の大木を根こそぎへし折る強風に心も折られる
この時季、鮮やかな新緑とアザレアがきれいなオーガスタは穏やかな天候の日ばかりではありません。昨年のマスターズは2日目の嵐で17番ティーイングエリア横の松の大木が3本、根こそぎ倒れ、今年は初日から風速…
-
渋野日向子は復調の兆しをチラッと見せた 来週のシェブロン選手権は楽しみ
今季から「ストロークプレー」と「マッチプレー」を組み合わせた大会になった「Tモバイル・マッチプレー」には6人の日本選手が出場。4日目のマッチプレーに進めたのは勝みなみだけでした。勝は終盤に池に落とす…
-
日本男子勢が海外で勝つことが特別でなくなった最大の要因
今年に入って3人目の初制覇です。欧州ツアーの「ヒーロー・インディアン・オープン」で、ツアー参戦1年目の中島啓太(23)が通算17アンダーで優勝。日本人の同ツアー優勝は、青木功さん、松山英樹(32)、…
-
プロの「時短」が目的だが…距離測定器はゴルフが趣味のアマにこそ推奨する
日本勢9人が出場した米女子ツアーの朴セリ選手権。舞台となったパロスバーデスGC(米カリフォルニア州)はアップダウンが激しく、名物ホールは200ヤード超の13番パー3。実際には25ヤードの打ち下ろしで…
-
鈴木愛の2週連続優勝で改めて分かったオフの過ごし方決める目標設定
シーズン序盤の戦い方は難しいものです。しかも、前週の女子プロ最終日は悪天候のため9ホールに短縮。降り続ける雨と寒さの中、プレーオフを制した鈴木愛が2週連続優勝で通算20勝を決めました。 鈴木…
-
ピンポジションは試合展開を左右するだけではなく、プロの技術や心理戦の妙味などをファンに伝えられる
古江彩佳が3位で終えたブルーベイLPGA最終日。国内ツアーではあまり見られない位置にカップが切られていました。そもそも開催コースのグリーンは砲台が多く、起伏が激しい。ピンが立っているエリアに乗せるの…
-
米女子ツアーで期待する日本人同士のV争いは対応力と修正力次第 まったく異なるアジアと米国の芝
国内外で話題が豊富な1週間でした。 海外では幡地隆寛がアジアとオーストラリアツアー共催によるニュージーランド・オープンに優勝しました。日本ツアーでは未勝利でしたが、188センチ、98キロの大…
-
試行錯誤を重ねる渋野日向子は試合に出続けなければ「壁」を乗り越えることはできない
ファンが注目した渋野日向子の今季初戦「ホンダLPGAタイランド」は通算1オーバー69位。2日目に7バーディー、1ボギーの66で通算6アンダーの17位まで浮上するも3日目以降に大きく崩れてしまいました…
-
松山英樹のマスターズが楽しみです!大逆転での米ツアー9勝目で苦しみから解放された
会心の笑みは久しぶりです。 松山英樹がジェネシス招待最終日(リビエラCC=7322ヤード・パー71)に6打差を大逆転。2年ぶりの優勝でツアー9勝目を挙げました。 それにしても圧巻のゴ…