元日本代表FWが見た 中国サッカーバブル崩壊の現場
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武漢三鎮足球倶楽部 質が上がったのに超級リーグ7位に終わった要因
2023年の6月から、中国の超級(1部)リーグ所属の「武漢三鎮足球倶楽部(湖北省武漢市)」のヘッドコーチとして働いています。 今シーズンは、12月6日のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の…
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埼スタに乗り込んでACL浦和戦「日本のクラブと対戦」の夢がかなって達成感
ゲンダイ読者の皆さまとは、もしかしたら11月にお会いしていたかも知れませんね。 11月29日に中国・超級(1部)リーグ「武漢三鎮足球倶楽部(湖北省武漢市)」のヘッドコーチとして、アジアチャン…
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W杯アジア枠は4.5→8.5に拡大 中国は2002年以来のW杯出場を果たせるか
いよいよ11月から2026年アメリカ・カナダ・メキシコW杯のアジア2次予選が始まります。 中国の武漢三鎮足球倶楽部(ホーム・湖北省武漢市)でコーチをしている身としては、日本代表の動向とともに…
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中国サッカーは日本のライバルになれるのか 勝利したドイツ&トルコ戦は大きな話題に
私が「武漢三鎮足球倶楽部(ホーム・湖北省武漢市)」のヘッドコーチとして働いている中国でも、日本代表がドイツ代表を4-1で、トルコを4-2で破った試合は、大きな話題になりました。 日本が大きな…
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中国のサッカーバブルは完全崩壊 “金満国家”サウジ主導の選手爆買いには太刀打ちできず
2022年の中国超級(1部)リーグ王者の「武漢三鎮足球倶楽部(ホーム・湖北省武漢市)」でヘッドコーチとして働くようになって4カ月。 今季はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場の3位以内に…
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秋春制に変わったACLスタート 初戦はホームで浦和とドローも、守備には手応え
2023年6月からコーチを務めている「武漢三鎮足球倶楽部(ホーム・湖北省武漢市)」は2022年中国超級(1部)リーグ王者として、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)を戦っています。 他チーム…
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武漢のコーチ就任後、現場で聞いた処理水問題…酷いコールも批判的な横断幕も一切ない
サッカーを愛する皆さま、お久しぶりです。 6月から、また中国のプロクラブでコーチとして働いています。クラブの名前は、上海市から内陸に700キロほど入った湖北省武漢市をホームとする「武漢三鎮足…
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八百長や監督へのワイロで選手が身柄拘束…同じ釜の飯を食った仲間の無実を祈るばかり
2021年から2年間、中国超級(1部)リーグ・山東泰山足球倶楽部(山東省済南市)のヘッドコーチを務めました。契約満了となり、後ろ髪を引かれる思いで帰国したのが今年の2月。その後、とんでもない話が耳に…
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(15)中国人は政治とお金の話が大好き?「Jリーガーの年俸はどれくらい?」と興味津々
2021年から中国超級(1部)リーグ・山東泰山足球倶楽部(山東省済南市)で2年間、ヘッドコーチを務めました。中国サッカーバブルの崩壊を目の当たりにしつつ、徹底した「ゼロコロナ政策」の中国で暮らすとい…
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(14)攻撃面で日本人の特性である緻密さをチームに落とし込んだ
2017年に日本サッカー協会(JFA)の海外指導者派遣事業でドイツに滞在中、「中国で働いてみないか?」という話がきました。 帰国する際、中国に立ち寄って超級(1部)リーグ・山東泰山足球倶楽部…
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中国で「日本サッカーに対するリスペクト」を実感した
中国の超級(1部)リーグ・山東泰山足球倶楽部(山東省済南市)のヘッドコーチを務めた2年間、とても充実した時間を過ごすことができました。中国に行って感じたのは「日本サッカーへのリスペクト」でした。 …
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(12)中国は次期W杯開催有力国だが…凄まじいサッカーの熱量が代表チームに向けられない
JFA(日本サッカー協会)は「2050年までにW杯を自国で開催して日本代表はその大会で優勝する」という目標を掲げています。しかしながら日本で2回目のW杯が開催される前にアジアでは、中国が開催地として…
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(11)中国人選手の強さと弱さは表裏一体…「自己犠牲精神」の欠如は致命的な弱点
中国の超級(1部)リーグ・山東泰山足球倶楽部(山東省済南市)のヘッドコーチを2シーズン務め、契約が満了した2023年1月に帰国しました。中国サッカーのバブル崩壊を目の当たりにし、徹底した「ゼロコロナ…
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(10)「ゼロコロナ」緩和で陽性反応選手が爆発的増加…試合を行えないチームが続出
中国の「ゼロコロナ政策」は、極端な移動制限を課していました。 2021年1月末に中国に渡った後、ほぼ1年間は、日本に帰ることができませんでした。 やっと帰国の途に就いたのが22年1月…
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(9)コロナ禍の中国で最も気を付けたのは「スマホのバッテリー切れ」だった
新型コロナウイルスが世界中に蔓延するようになると米国のトランプ大統領(当時)が「武漢ウイルス」と呼び、中国が発生源であると強調しました。あの言葉に中国人たちは猛反発していましたね。中国では、最初の感…
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(8)空港に預けた荷物は「大雨?」と思うほど消毒液でビショビショ
中国の超級(1部)リーグ・山東泰山足球倶楽部(山東省済南市)のヘッドコーチ(2021~22年)を務めました。 「ゼロコロナ政策」を強力に推し進める中国で過ごし、彼我の違いというものを身に染みて…
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金満クラブ広州恒大に勝利し上昇機運に乗って11年ぶりにリーグ制覇
2021年から2シーズン、中国の超級(1部)リーグに所属する山東泰山足球倶楽部でヘッドコーチを務め、2年間に3つのタイトルを獲得することができました。 新型コロナウイルスが世界中で猛威をふる…
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(6)4カ月半の缶詰め生活…ホテル、練習場、試合会場以外の外出は絶対に許されなかった
新型コロナウイルスの影響で21年シーズンは広州市、上海市の2都市に「8チームずつが分かれて」集中開催で行われることになりました。 スケジュールは「3シーズン制」に変わり、各ステージは約1カ月…
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(5)中国クラブの豪華設備とインフラには仰天…日本のトップクラブ以上だった
2021年2月に中国の超級(1部)リーグの山東泰山足球倶楽部のヘッドコーチに就任したわけですが、時代はまさにコロナ禍の真っただ中。Jリーグが延期になったように中国でもリーグ戦の開催に関して、いろいろ…
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(4)2年で3タイトル獲得も契約終了…中国人スタッフとの賃金格差が原因か
中国のサッカーバブルがはじけた2021年、中国の超級(1部)リーグの山東泰山足球倶楽部のヘッドコーチに就任しました。経営母体のひとつが国営の山東省電力公司だったこともあり、クラブ運営が健全に行われて…