進化する糖尿病治療法
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遺伝子と関連 親が糖尿病なら子供も発症リスクが高くなる
たけし軍団のメンバー、グレート義太夫さん(60歳)は、36歳の時に糖尿病が発覚。当時の血糖値は630㎎/デシリットルで、即入院となったそうです。その後は「インスリン注射を打つ→病院に行かなくなる→数…
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「ゴルフ」「温泉」「ビール」の3点セットが脳卒中を招く理由
ゴルフのベストシーズンは、気候のいい春と秋。週末に予定している人もいるのではないでしょうか? Aさんも、3年ほど前まではゴルフを頻繁に楽しんでいました。春、秋にはそれこそ毎週末、ゴルフ場に…
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身長・体重で「肥満」と判断されても本当は肥満ではない人
「BMIの数値が高いのですが、肥満なのでしょうか?」 こんな質問を受けることがあります。同じBMIの数値でも、人によって「肥満だからダイエットをした方がいい」と伝える場合と、「問題がないのでは…
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飲めば痩せられる糖尿病の治療薬は誰でも服用できるのか?
夏バテという言葉があるように、かつては夏は暑さで食欲がうせ、痩せてしまう人が珍しくありませんでした。スタミナをつけるために、栄養価の高いウナギを食べるなどして、対策を講じていたわけです。 と…
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糖尿病になってから逆においしいものを食べる機会が増えた
都内在住のMさん(55)は、40代後半で糖尿病と診断されました。当初は栄養士の食事指導を厳密に守っていたのですが、もともとは食べることが大好きな性格。外食を楽しめない生活がストレスになり、半年ほどで…
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糖尿病でがんのリスクが増大…進行を抑える治療薬も登場
糖尿病ががんのリスクを上げる――。こう言うと、驚かれる方もいるかもしれません。しかし、糖尿病を専門に診ている医師の間では、広く知られていることです。 糖尿病とがんの関連について、2010年に…
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ただ血糖値を下げるだけでは患者の予後は良くならない
前回、「肥満がなぜ悪いのか」についてお話ししました。肥満の問題点は、生きていく上で重要な、さまざまなホルモンの分泌が正しく行われなくなること。 そしてもうひとつ、肥満に至る過程が問題だと指摘…
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肥満は本当に悪いのか? 健康に対して弊害になるのか?
「肥満は悪い」と言われるのは、なぜでしょうか? 何が私たちの健康に対して弊害になるのでしょうか? ひとつは、生きていく上で重要なさまざまなホルモンの分泌が、正しく行われなくなることが挙げられま…
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健診で異常なく痩せているのに…血管年齢が高い人のナゼ
50代を過ぎたら、病院で数年ごとにぜひ受けていただきたいのが血管年齢を調べる検査です。血管の老化度合いを調べる検査で、これによって動脈硬化の進行具合が分かります。 血管年齢は、心臓足首血管指…
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「今日の検査、異常なし」より「予想より悪い」がいい理由
「今日の検査結果は異常なし。本当によかったです」 外来を受診した患者さんから、こんなふうに言われることは珍しくありません。 何らかの生活習慣病を抱えていたり、数値の異常を疑っていたりで…
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肥満で白色脂肪細胞が膨張… 重要なホルモン分泌にも影響
糖尿病に限らず、すべての生活習慣病対策において、体重は非常に重要です。それも「○キロで肥満だから悪い」などではなく、同じ太っているのでも、「太ったり痩せたりを繰り返して、やや肥満」と「ずっと小太り」…
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健康寿命のカギ“ABC”は冬に悪化 糖尿病患者の調査で初確認
健康診断や人間ドックは、健康管理のためにぜひとも受けてほしいですが、「1年に1度」という性格上、どうしても限界があります。過去1~2カ月の血糖の平均値を示すヘモグロビンA1c(HbA1c)、血圧、L…
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基準値を超えずにギリギリセーフが長年続くと危険なワケ
健康診断や人間ドックは一般的に、春から初夏にかけて行われることが多いです。1年に1回の「頑張り時」を終えて、ホッとしている人もいることでしょう。しかし、せっかく健診を受けたのですから、ぜひ、その結果…
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「間食」には2つのメリット うまく取り入れるコツは?
みなさんは、間食を取っているでしょうか? 間食というと、「太る」「砂糖の取り過ぎ」などネガティブな印象を抱いている方もいるかもしれません。 しかし、私は間食を取ることに対して賛成の立…
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体重は減ったのに悪玉コレステロールが上昇した原因は?
糖尿病治療のために外来に通っている患者さんで、「体重は減少し、血糖値やヘモグロビンA1cは下がった。しかし、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が上がった」という場合、真っ先に疑うのは、糖質制…
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「たまにはいいよね」の「たまに」は本当に「たまに」?
今回は、「たまにはいいよね」問題についてお話ししたいと思います。 ダイエット中だけど、たまに友達と会った時くらい思う存分食べてもいいよね。減塩しているけど、誕生日だから気にしなくていいよね。…
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高血糖の人に「サッと食べる」習慣を変えてほしい理由
糖尿病をはじめ、生活習慣病対策は、規則正しい、バランスの取れた食生活と切っても切り離せません。いつ食べるか、献立のバランスをどうするか、カロリーをどれくらいにするか……。 挙げだすとキリがあ…
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なぜ年1回でほとんど春? 健康診断結果に潜む問題点
健康診断や人間ドックのシーズンです。ある40代半ばの患者さんは、「健診の1カ月くらい前から準備をする」と話します。その“準備”とは、「炭水化物や揚げ物は一切食べない」「家で食べるのは鶏肉のささみか豆…
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しっかり運動をしているのに…逆に体重が増える理由
「なぜ太ってしまったんでしょう? しっかり運動をしているのに」 こう話すのは、半年前に糖尿病予備群と診断された40代の男性。今まで運動をまったくしてこなかったのですが、一念発起してスポーツジム…
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糖尿病の「基準値以下」でも心筋梗塞や脳卒中を起こす人は
今月、高血圧のガイドラインが5年ぶりに改定されます。 すでに日本高血圧学会が発表している内容によると、140/90(収縮期血圧/拡張期血圧=単位は㎜Hg)といった基準値は変わらないままですが…