糖尿病になってから逆においしいものを食べる機会が増えた
都内在住のMさん(55)は、40代後半で糖尿病と診断されました。当初は栄養士の食事指導を厳密に守っていたのですが、もともとは食べることが大好きな性格。外食を楽しめない生活がストレスになり、半年ほどで「これでは長続きしない」と気付いたそうです。
それ以降は、「食べたいものを食べるけど、糖尿病であることを意識する」ように心掛けるようにしました。
たとえば、カレーライスや丼、牛丼、チャーハンといった炭水化物が大半を占めるようなメニュー1品を食べるようなことはしない。何でも気軽にオーダーできる便利な世の中にはなりました。Mさんの場合は、カレーライスなどを食べたい時は、自分の希望通りの内容にできるよう、自宅で作ることも多かったそうです。
カレーなら、市販のルーには小麦粉が入っているので、スパイスのセットを買ってきて、自分で作る。
ご飯はごく小盛りにし、温野菜やキノコのサラダなども一緒に食卓に並べる。カレーは少なめに、サラダなどは多めにしてトータルでお腹いっぱいになるようにする。