コロナ禍でも注目 最新医療テクノロジー
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医療でのVR活用<上>目の前に患部周辺の3次元CGが浮かぶ
実際には存在しない物や空間が、あたかも目の前にあるかのように再現される「VR(バーチャルリアリティー=仮想現実)」。ゲームなどエンターテインメント分野で普及している技術だが、医療分野での活用が進めら…
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上肢マヒのロボット型リハビリ装置「ReoGo-J」はどこが凄いのか
脳卒中による片マヒでは、上肢と下肢がリハビリテーション(以下リハビリ)の対象となる。しかし、脳の中では細かい動作をする手の領域が圧倒的に多いので、その分、下肢よりも上肢の方がマヒが強く出て、マヒが残…
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最新の「歩行訓練支援ロボット」は楽しみながら訓練できる
病院のリハビリテーション(以下リハビリ)で使う機器には、さまざまなロボット技術が導入されている。利用する患者の多くは、脳卒中による片マヒだ。下肢マヒのリハビリには、どのような歩行訓練支援ロボットが使…
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開発が進む「てんかん発作予知AIシステム」の仕組みと精度
突然意識を失い、けいれんするなどの発作が起こる「てんかん」。国内の有病率は1000人に5~6人(推計60万~100万人)といわれ、乳幼児から高齢者のすべての年齢層で発症する。てんかんのある人のうち7…
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線虫がん検査<下>見分けられる感度は85%以上 自宅で完結
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、昨年がん検診を受けた人が前年に比べて約3割減少したことが「日本対がん協会」の調査で分かっている。感染を心配した「受診控え」が減少の要因で、本来であれば発見される…
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線虫がん検査<上>検体解析装置の完全自動化で実用化が可能に
病気を見つける検査にはさまざまな人工機器が用いられているが、一方で、生物の持つ驚異的な能力を生かして病気を見つける「生物診断」という検査法の実用化が始まっている。 生物診断の研究開発、製造販…
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AIが眼底画像診断を支援 糖尿病網膜症や緑内障を発見する
健康診断や人間ドックの検査項目に組み込まれている「眼底検査」。目の瞳孔の奥にある眼底を眼底カメラで撮影し、眼底の血管、網膜、視神経などの状態を観察する検査だ。 これによって糖尿病網膜症、緑内…
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スマホアプリによる「デジタル高血圧治療」臨床結果は上々
スマホのアプリを使って高血圧症の治療を行う「デジタル高血圧治療」の開発が進められている。 2019年12月から2020年12月にかけて国内12施設で行われた第Ⅲ相臨床試験では、主要評価項目で…
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デジタル療法「ニコチン依存症治療アプリ」はここがすごい
医薬品(薬)、医療機器(手術)に次ぐ、新たな治療法として注目されている「デジタル療法」。2014年の改正薬事法によって、ソフトウエア単体でも「医療機器プログラム」として保険の適用が可能になっている。…
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心臓病を検出するAIの開発 日本のメーカーは様子見の傾向
急性心筋梗塞が疑われる胸痛の患者の心電図から、その患者にカテーテル治療が必要かどうかを判定するAI(人工知能)を開発した慶応義塾大学医学部循環器内科助教の後藤信一氏。2019年4月からはハーバード大…
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AIが心電図からカテーテル治療の要否を判定 見落としを減らす
医療分野でAI(人工知能)は、どのような活用の仕方が考えられるのか。 2019年1月、米国科学誌「プロスワン」電子版に、「胸痛で救急外来を受診した患者の心電図から、その患者にカテーテル治療が…
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ヘルスケア分野で活用される人工知能 当面は医師のサポート役
医療やヘルスケア分野は、人工知能(AI)の活用領域として、大いに期待を集めている。IBM社のワトソンが、がんや難病患者の命を救ったという事例が大々的に報道されたこともあり、近い将来、医者がAIとロボ…
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サービス開始から1年が経過「5G」で医療はどう変わるか
第5世代移動通信システム(5G)のサービスが始まって1年が経過した。4K/8Kクラスの高精細の映像を、ほとんど遅延なく送ることができるので、デジタルトランスフォーメーション(DX)の中核技術として期…