コロナ禍でも注目 最新医療テクノロジー
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世界が認めるロボット・セラピー「パロ」は30カ国で7000体以上を販売
欧米では日本で開発されたアザラシの赤ちゃんをモデルにしたロボット「パロ」が、医療現場や高齢者施設で大活躍している。 患者がパロと触れ合うことで、「抑うつ」「不安」「痛み」「認知症の暴言・暴力…
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統合失調症のAI早期診断プログラム 5年以内の実用化を目指す
100人に1人弱が発症するとされる「統合失調症」。発症から治療を開始するまでの時間が短いほど、よりよく回復するといわれている。 しかし、その早期発見がなかなか難しい。他の精神疾患にも言えるこ…
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脳の動きを可視化 センサーを用いた最新「脳トレ」の凄さは?
簡単な計算を繰り返したり、漢字を使った問題に答えたりする「脳トレ」。ゲームソフトやドリルなど、さまざまな商品が出回っている。しかし、これらの脳トレグッズの課題は、トレーニング中、実際に自分の脳がどれ…
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心身の状態を知らせてくれる「スマートグラス」第2世代が登場
メガネの販売専門店チェーン「JINS」を運営するジンズ(東京都千代田区)は今年10月、内蔵センサーで心身の状態を可視化できるスマートグラス「JINS MEME(ジンズ ミーム)」の新モデルを発売した…
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排泄予測デバイス「DFree」 頻尿や尿漏れ不安のシニアに最適
介護や障害などの理由で尿意を感じにくい人や、頻尿や尿漏れなどで外出時にトイレの不安を感じるシニア向けに、排尿のタイミングを知らせてくれる「DFree(ディー・フリー)」という排泄(はいせつ)予測デバ…
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スマートウエアを用いた「hamon」でストレスや疲労度を計測
体に身に着けて使用できるタイプの端末のことを「ウエアラブル端末(デバイス)」という。そして、シャツのような「着るウエアラブル端末」を「スマートウエア」と呼ぶ。 そのスマートウエアを用いて生体…
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スマホで血糖値管理できる「リブレLink」インスリン治療中なら保険適用
糖尿病の血糖管理のひとつの方法に、簡易血糖測定器を用いて自分で血糖値を測定する「血糖自己測定(SMBG)」がある。普及しているのは、自分の指先に針を刺して少量の血液を測定器に付けたチップ(測定電極)…
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歯周病発見アプリの精度と課題 東北大とドコモが共同開発
歯周病は、20代で約6割、40代で約7割、60代で約7.5割の人に見られ、高齢社会に伴い、今後ますます増加すると考えられている。一方、40歳から70歳までを対象とした歯周病検診の受診率は全国で約5%…
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健康管理スマートウオッチ「クロノウェア2」は何が凄い?
健康管理に役立たせることができる「スマートウオッチ」。機械専門商社「山善」(本社・大阪市西区)は、2019年12月に「CHRONOWEAR(クロノウェア)」シリーズの発売を開始し、今年8月には3本目…
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3Cから4Cへ 最新テクノロジー搭載の「家庭用体組成計」
体組成計測のパイオニアである「タニタ」(東京都板橋区)が昨年11月、家庭用体組成計に最新技術「TANITA 4C Technology」(以下、4Cテクノロジー)を搭載した4モデル(インナースキャン…
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「脳動脈瘤」をスクリーニングするAI画像診断支援ソフトの威力
東京大学発の医療・創薬AIベンチャー「エルピクセル」(東京都千代田区)が、AI(人工知能)を活用した医療画像診断技術「EIRL(エイル)」の製品を次々と開発。現在、5製品が累計200医療機関(202…
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国産初の手術支援ロボット「hinotori」は「ダヴィンチ」の牙城を崩せるか?
「手術支援ロボット」といえば、米国メーカーが開発した「ダヴィンチ」が1999年に発売されて以降、国内外で圧倒的なシェアを占めている。しかし、ついに国産初の手術支援ロボットが登場した。2020年8月、製…
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深い睡眠の質を高める「ディープスリープヘッドバンド」
OECD(経済協力開発機構)の2018年の調査で、先進7カ国で睡眠時間が最も短い国が「日本」(7時間22分)だったと報告された。そこで、大手ヘルステック企業「フィリップス・ジャパン」(東京都港区)は…
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口腔がんの早期発見を可能にする「AI診断支援システム」
口の中の粘膜や舌、歯茎などにできる「口腔がん」は、初期の病態では「口内炎」と似ており、専門知識を持つ医師や歯科医師でないと発見が遅れるケースがある。日本頭頚部癌学会の2015年のデータでは、診断時点…
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眠りを感知して自動で背を上下する「アクティブスリープ」
健康を保つには、毎日の「質の高い睡眠」が不可欠。医療・介護用ベッド国内シェア1位のパラマウントベッド(東京都江東区)が、睡眠と健康領域の新ブランド「Active Sleep(アクティブスリープ)」を…
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データを自動計測 病床のIoT化「スマートベッドシステム」
病院のベッドにもIoT(モノのインターネット)が導入されている。最も進んでいるのは、医療・介護用ベッド国内シェア1位のパラマウントベッド(東京都江東区)が開発したベッドサイドケア情報統合システム「ス…
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ブラッシング圧を自動で最適化するスマート電動歯ブラシ
高性能化が進む「スマート電動歯ブラシ」。これまでの機種は、電動歯ブラシとスマホアプリをブルートゥースで接続して、磨き残しや磨きグセなどを画面表示してくれるものが主流だった。 しかし、さらに進…
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喋り言葉で伝達 AI搭載コミュニケーションロボット「PALRO」
離れて暮らす高齢の親の様子が気になるが、仕事が多忙でなかなか電話もかけられない。 そんな家族のつながりを深めてくれるのが、AI(人工知能)を搭載した人型コミュニケーションロボット「PALRO…
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次世代遠近両用メガネ「タッチフォーカス」ワンタッチで切り替え
「手元を見るたびに老眼鏡にかけ直すのは面倒」 「遠近両用だが、近方を見るときの下目遣いのしぐさに老いを感じる」 メガネをかけている人なら、これらのわずらわしさは誰もが実感していることだろ…
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医療でのVR活用<下>医療の向上に貢献 会議や解剖の授業にも
医療分野での「VR(バーチャルリアリティー=仮想現実)」の活用が進められている。医療系ベンチャー「Holoeyes(ホロアイズ)」(東京都港区)が開発した「HoloeyesXR」を使うと、目の前に患…