長寿研究のいまを知る 実践編
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糖質とどう向き合えばいいのか…「無意識での減少」を目指す
肥満は老化を進め、寿命を縮める。動脈硬化を招き、心血管疾患や高血圧のほか、糖尿病、腎臓病、睡眠障害、大腸をはじめとしたがんなどに関係する。 肥満の主因に糖質の過剰摂取がある。人はなぜ糖質を取…
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エネルギーを作る「ミトコンドリア」を維持するには何をすればいいのか
「ミトコンドリア」は細胞内で生命維持に必要なATPと呼ばれるエネルギー物質を作り出す。しかし、役割はそれだけじゃない。その過程で代謝水を作り、細胞の内外をその水で浸すことで多くの物質を溶け込ませて代謝…
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高齢者はなぜ意識して「水」を飲む必要があるのか?
高齢になると「意識して水を飲む」よう勧められる。なぜか? 体内水分量の割合が加齢と共に低下するからだ。子供は体内の70%が水分で、成人は60%、高齢者は50%となる。 体内水分の約3分の2は…
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「カロリス食」実践の課題と解決法…マインドフルイーティングとカラフルな食事
前回、長寿に適した食事法として「カロリー・リストリクション(カロリス)」を紹介した。5大栄養素を中心にバランスを確保しながら、毎日の総摂取カロリーを標準の7~8割に制限する食事法だ。これによって、長…
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空腹こそ最大の長寿法…「カロリー・リストリクション」はどうやるのか?
健康長寿の食事としてハーバード大学医学部&ソルボンヌ大学医学部客員教授の根来秀行医師は「カロリー・リストリクション(カロリス)」に注目している。5大栄養素を中心にバランスを確保しながら、毎日の総摂取…
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食事抜きは危険!なぜ「3食規則正しく」取るべきなのか
飽食の現代はダイエットが第一の健康法と考えがちで、食事抜きの生活を送る人も少なくない。とくに忙しい朝の食事を抜く人は多い。しかし、それは体にとってかなり過酷な仕打ちだ。ハーバード大学医学部&ソルボン…
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「テロメア」の保護には栄養素をバランス良く腹八分目の食事を
前回は細胞の周りを取り巻く内部環境と、「テロメア」を守るための呼吸について取り上げた。今回は「食事」について考えたい。 テロメアとは遺伝子が折りたたまれた染色体を、両端で保護する働きをする構…
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米軍の方法を改良した「5・5・5呼吸法」はなぜ細胞呼吸を活性化するのか
判断を一歩間違えれば、多くの命が危険にさらされる。いかなる失敗も間違いも許されない──。そんな米軍や警察特殊部隊で採用されているのが「タクティカル・ブリージング」と呼ばれる呼吸法。これをベースにハー…
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正しい「鼻呼吸」と「腹式呼吸」の方法…テロメアの保護にも役立つ
鼻呼吸が苦手という人は多い。その原因のひとつは鼻が口に比べて空気の出入り口が小さく、吸い込むときに空気抵抗ができるからだ。しかし、そのおかげで肺の肺胞(肺の中で吸い込んだ酸素と体内の二酸化炭素とをガ…
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(1)健康長寿のために正しい呼吸法を身に付ける
健康長寿を実現するには人間を構成する60兆個(37兆個など諸説ある)の細胞を元気にすることだ。それには効率的な「細胞呼吸」が欠かせない。ハーバード大学医学部&ソルボンヌ大学医学部客員教授の根来秀行医…