「旬の魚カレンダー」上田勝彦監修
冬のタラは身に脂を乗せるとともに白子も太らせるため、オスは高値になる。生でもいけるが、鍋に入れて加熱してもまた格別だ。ちなみに、タラの卵巣は“真子”と呼ばれ、煮付けや醤油漬けにすると味わい深い。
英語表記で「R」のつかない5月から8月は、産卵期のため食用に適さないといわれるマガキ。旬が始まるのは秋からだ。
必須アミノ酸やカルシウム、亜鉛、ビタミン類が豊富に含まれ、“海のミルク”とも呼ばれている。生食もいいが、加熱してもうまい。フライにするなら溶き卵を使わず、薄力粉を水で溶いたものにくぐらせてパン粉をつけるとカラリと揚がる。胃にもたれずたくさん食べられるのでおすすめだ。