「民主主義の敵は安倍晋三」佐高信著
戦争への歩みを進める安倍首相と日本の民主主義の危機をテーマに、14人の論客と語り合った対論集。
松元ヒロ氏とは、首相の人間としての幅の狭さや、気の小ささ故の攻撃性について論じ合う。松元氏は、首相が国会議員になった理由を子供に質問され、「祖父も父もこの仕事をやりました。だからこの職に就きました」と答えたことを指摘。政治家を「職業」と言う首相には、国会議員は国民を背負って立っているという意識がないんだと思ったと話す。その他、加藤紘一、小森陽一、鈴木邦男氏らと、危機に瀕した言論の自由や愛国心の危険性などについて考えるなど、さまざまな論点から語り合う。
(七つ森書館 1200円)