「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」古谷彰子著 柴田重信監修

公開日: 更新日:

 時差ボケを解消するポイントに、食事のタイミングがあることをご存じだろうか。

 体の中で一日のリズムを刻む体内時計は、10時間ほどの絶食の後で食事を取ると、たとえ夜でも「朝が来た」と認識し、それまでのリズムをリセットして一日のスタートを切るよう体内の機能を働かせるのだという。

 そして、体内時計を動かしてリセットさせるのに役立つ食材が、インスリンの出やすい穀類のでんぷん。一方、肉や野菜などインスリンの出ない食材では、体内時計が動きにくいそうだ。

 このような時間栄養学について解説する本書は、“何を食べるか・食べないか”ではなくて、“いつ食べるか”という視点から、肥満解消や病気予防に役立つ食事法を伝授していく。

(ディスカヴァー・トゥエンティワン 1400円)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭